【ライブレポート】三浦大知、代々木第一でツアーファイナル公演「音楽でつながってくれて本当にありがとう」
三浦大知が1月22日(日)国立代々木競技場第一体育館にて、2016年9月15日から11月27日まで全国17公演行ってきたツアーのファイナル公演<DAICHI MIURA LIVE TOUR(RE)PLAY FINAL>を開催した。
◆ライブ画像
三浦大知が単独公演として代々木第一体育館のステージに立つのは初めてのこと。チケットは一般発売後1分で即ソールドアウトし、会場には12,000人の観客がつめかけた。
場内が暗転すると歓声が湧き上がり、オープニングSEが流れるなか5つのキューブが浮かび上がる。キューブのなかにはこの日のサウンドを支える、DJ、ドラム、ベース、キーボード、ギターの面々がスタンバイしており、音を奏でていく。
ライブのオープニングナンバーとなる「Unlock」のイントロが流れだし、会場を埋め尽くしたオーディエンスが手拍子を重ねていくなか、突如真ん中のキューブの上に凛とした表情の三浦大知が登場。そして溜め込んでいたエネルギーを爆発させるかのように、男性8人、女性4人の国内屈指のダンサーを従え、圧倒的なパフォーマンスで1曲目の「Unlock」を披露していく。
2曲目の「I’m On Fire」、3曲目の「Right Now」と場内をヒートアップさせ、つづく「FEVER」ではイントロでハットを客席に投込みオーディエンスを沸かせる。「Look what you did」では男性ダンサー8名とともに幻想的な照明のなか足枷をしているかのような重心の低いステップで激しく踊っていく。ライブのオープニングを飾った5曲の熱量からも、三浦大知がこのライブにかける意気込みがひしひしと感じられる幕開けとなった。
最初のMCの前にオーディエンスに向かって深々とおじぎをする三浦大知。場内を見渡しながら「(RE)PLAY TOUR FINAL in 代々木第一体育館へ、みなさんようこそ!」と叫ぶと、オーディエンスも大歓声で三浦大知を迎え入れる。開演時間が押してしまったことに対するお詫びの言葉を伝えつつ、「想い出に残る、記憶に残るいい時間をいっしょに作っていけたら嬉しいです」と伝えるとさらなる歓声に包まれる。
続いてのブロックでは、今回のツアーでしか聴くことのできない新曲の「Neon Dive」からスタートし、センターステージに出てきた三浦大知と満員の12,000人のオーディエンスが腕を左右に振りながら美しい景色を作っていく。そして「Daydream」ではセンターステージでマイクスタンドを使いながら男性ダンサー2名と女性ダンサーと三浦大知の4人で、場内に優しい時間が流れるような心地よいダンスと歌を披露。「MAKE US DO」では女性ダンサー4人とともに官能的なダンスを紡いでいく。
三浦大知が歌唱せずにダンスのみを披露するコーナーでは、オーディエンスも息をのみながらステージに見入った。「Delete My Memories」では5つのキューブの面にLEDを使用して映像を映し出し、ステージ上の三浦大知が想い出のなかの世界を表現するかのようにひとりで歌い踊る。「4am」ではステージのセンターに置かれた椅子に座って情感たっぷりに歌い上げ、「The Answer」では三浦大知によるピアノ弾き語りでしっとりとした世界が場内に広がっていく。
12,000人の大観衆の前でピアノでの弾き語りをした際の緊張度合をユーモアーを交えて伝えながら、ここまでのバラードは失恋コーナーだったが、ここからのバラードは心温まる2曲をお届けしたいと「Two Hearts」と「ふれあうだけで ~Always with you~」が披露された。「Two Hearts」ではアカペラでサビから歌いだし、途中、歌うのをいったんやめて場内を見渡し、大歓声を送ってくれるオーディエンスに対して笑顔で一礼をするシーンも。
ふたたびセンターステージに登場した三浦大知と12名のダンサーが無音ダンスを繰り広げると、緊張感が漂う静寂のなか衣装や靴が擦れる音のみが会場を支配する。(RE)PLAYメドレーでは、「Black Hole」「Half of You」「Illusion Show」を過去にパフォーマンスしたときと同じ演出で披露していく。
熱狂しつづけるオーディエンスに対して、「三浦大知の音楽の輪が積み重なっていけばいくほど広がってきたわけですけど、それはひとりでできることではなくスタッフ、ダンサー、バンド、そして何よりみなさんがいなければリプレイして積み重ねていくことはできないんです。何回も積み重ねていける、歌い続けて踊り続けていけるのは本当にみなさんの支えあってのものだとあらためて強く思っています。ありがとうございます!」と力強く感謝の思いを伝えたあと、「(RE)PLAY」「EXCITE」のヒットシングル2曲を立て続けに披露。
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