ステイタス・クォー、ロッシからリック・パーフィットへ追悼の言葉

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ステイタス・クォーのフロントマン、フランシス・ロッシが月曜日(12月26日)、クリスマス・イブに亡くなったバンドのギタリストで50年近くの相棒だったリック・パーフィットへ追悼の言葉を発表した。

◆リック・パーフィット画像

「僕はこの準備はできていなかった。リック・パーフィットは50年間、僕の物語の一部だった。間違いなく、僕の人生で最も長きに渡る関係だ。これは、最も満足で、いら立たしく、クリエイティブで流動的なものでもあった。初期のころから、僕らはクォーのサウンド、ルックス、ヒットを創ろうと力を合わせてきた。何年もツアー、ステージ、スタジオで共に過ごし、離れていることは稀で、自分たちがやってきたことを誇りに思ってきた。

僕らは全く別のタイプで、歳を取ることや絶え間ないツアーに対するプレッシャーへの対処、名声との折り合い、クリエイティブの火の灯し方などでそれぞれ違う方法を用いてはいたが、僕らはチームで、ダブル・アクトで、パートナーだった。彼は彼自身のサウンド、スタイルを発展させ、ほかのプレイヤーたちにインスピレーションを与えた。

リックはロック・スターの原型だった。オリジナルの1人で、楽しむことやいたずら心、それにハイスピード、ハイボリューム、ハイリスクで生きる傾向を失わなかった。彼の人生は退屈とは無縁で、僕らの誰よりもラウドでファストで気ままだった。彼が危険な状態に陥ったことは何度かあったが、それでもなお、いま彼を失ったのはショックだ。最近ではジョージ・マイケルを含め、この1年、僕らは多くの最良の人々を奪われた。その中でもリック・パーフィットは特別だ。僕はこの準備はできていなかった」

パーフィットは、ロッシを中心に1962年に結成されたステイタス・クォーに、デビュー前年の1967年に加入。ロッシと50年近く活動を共にしてきた唯一のメンバーだった。12月24日、重症感染症が原因で入院先のスペイン・マルベーリャの病院で息を引き取った。

Ako Suzuki
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