ついに夢の実現、コスト&リスクなしでCD販売が可能に
コストゼロ/在庫リスクもゼロで、CDの製作/販売ができるというアーティストにとって夢のようなシステムが誕生、サービスが開始となった。『Amazon Disc on Demand』を利用したTuneCore Japanの新たな取り組みだ。
このサービスは、デジタル音楽のディストリビューターを務めるチューンコアジャパン株式会社が2016年12月15日よりスタートさせたもので、ユーザーがAmazonで注文すると、CDを1枚から生産し即時に出荷してくれるという。Amazonが提供するディスク・オンデマンドの仕組みと連携することで実現となったもので、これまでのように見込み生産や、流通により発生する在庫リスクが全く不要となる画期的なシステムだ。
リリースの対象となるのはTuneCore Japanを利用してデジタル配信をしている作品だが、自分で作った楽曲を誰でも世界120ヶ国以上の配信ストアで販売できるのがTuneCoreというディストリビューションサービスで、更に『Amazon Disc on Demand』を利用してCD販売する場合の初期登録料は無料となっており、費用面での負担も考える必要がない。
これにより、プレスからパッケージング、流通に乗せるまで数ヶ月もの時間を要していたCD販売準備が、最短7日間で可能となる。販売実績や収益のレポートもTuneCore Japanサイト上で確認でき、パソコンひとつで管理が可能だ。なんと販売されたCDのカウントも、通常のCD同様にオリコンランキングなどの対象となるという。
TuneCore Japanの利用者であるアーティストであれば、通常のデジタル配信を行うのに必要な情報に加えて、CDに必要なパッケージ画像データなどを追加するだけで、CD在庫を持たず、製作費もいらず、AmazonでCDの販売が可能となるのだ。
Amazonでは特集ページも展開されており、今後も随時更新される予定だ。第一弾のアーティストは、スキーウィッフ/アレクシア・コーリー/スーパソウル/スムーヴ&ターレル/ローラ・ヴェイン&ザ・ヴァイパートーンズ/アル・スーパーソニック&ザ・ティーンエイジャーズ/erica/Ryo/macoto/とけた電球/無礼MENがフィーチュアされている。
※TuneCore Japan:自分で作った楽曲を、利用者であれば、『誰でも』世界中(120ヶ国以上)の配信ストアで販売できる、米大手音楽配信ディストリビューションサービス『TuneCore』の日本版。2012年10月より、日本でのサービスを開始しており、2016年5月にアーティスト還元額が6億円を突破。国内外問わず、アーティストが楽曲販売可能な音楽配信ストアを追加し、積極的に事業展開をしている。
http://www.tunecore.co.jp/
◆Amazon Disc on Demandアーティスト特集ページ
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