【ライブレポート】YOSHIKI、激しく感情の起伏を刺激

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12月5日の大阪城ホールを皮切りに始まった<YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR 第二弾>だが、2016年12月6日には、東京国際フォーラムホールAにて東京公演3daysの初日公演が幕を開けた。

◆YOSHIKI画像

2014年に10カ国を巡ったクラシックワールドツアー以来約2年ぶり、オーケストラとの共演に至っては2002年のシンフォニックコンサートから14年ぶりとなったツアーだけに、日本公演のチケットは全てがソールドアウトとなっていた。

この日は、途中で15分の休憩をはさみつつもたっぷり全3時間、これまでYOSHIKIが描き下ろしてきた様々なテーマ曲を中心に、オペラシンガーをも交えての贅沢なオーケストラサウンドが会場を包み込んだ。


1999年天皇陛下御即位10年奉祝曲「Anniversary」、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」公式イメージソング「I'll Be Your Love」、ゴールデングローブ賞テーマ曲「Golden Globe Theme」、ベートーベンやチャイコフスキー、そしてオーケストラバージョンにアレンジされた「KURENAI」「Forever Love」「Tears」から、「art of life」へのメドレー、そして映画『We Are X』のテーマ曲「La Venus」もお披露目されることとなった。


はるばる海外から呼び寄せた指揮者やゲストボーカリストのパフォーマンスに、美しいライティング演出が幻想的な空間に花を添え、感動のエンディングは観客一体となった「Endless Rain」の大合唱だった。終演後にはファンがステージ前に押しかけ、その思いに応えるように再登場したYOSHIKIは、万感の拍手に包まれながら多くの花束を受け取り、セルフィーで記念写真をオーディエンスとパチリ。最後の最後には思わず叫ぶ「We are!」に「X!」と応える掛け合いが沸き起こり、通常のクラシックコンサートではありえないエモーショナルで激しく感情の起伏を刺激するコンサートを繰り広げてみせた。


6日~8日の東京国際フォーラム、12月29日の香港公演を経て2017年1月12日、13日にはクラシック音楽の殿堂ニューヨーク・カーネギーホールでのコンサートが開催される。共演するのは東京フィルハーモニー交響楽団だ。「僕のルーツを感じてもらえるような、そんな公演になると思う」と語るクラシカルツアーには、「子供の頃の夢が次々と叶ってきている」という喜びと興奮に彩られたハッピーオーラに包まれている。前人未踏の2大殿堂制覇という奇跡に、また伝説のストーリーが刻まれることだろう。


<YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL WORLD TOUR 第2弾>

2016/12/5(月)大阪城ホール
2016/12/6(火)・7(水)・8(木)東京国際フォーラムホールA
2016/12/29(木)中国・香港 Asia World Expo
http://www.hkticketing.com/events/LTYOSHI1216

<YOSHIKI CLASSICAL SPECIAL feat.Tokyo Philharmonic Orchestra>

2017/1/12(木)
http://www.carnegiehall.org/Calendar/2017/1/12/0730/PM/Yoshiki-Classical-Special-with-Tokyo-Philharmonic-Orchestra/
2017/1/13(金)
http://www.carnegiehall.org/Calendar/2017/1/13/0730/PM/Yoshiki-Classical-Special-with-Tokyo-Philharmonic-Orchestra/

◆YOSHIKIオフィシャルサイト
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