ジャズ・ピアニストのモーズ・アリソン、死去
アメリカ人のジャズ・ピアニスト、シンガー・ソングライターのモーズ・アリソンが火曜日(11月15日)、米サウスカロライナにある自宅で亡くなった。89歳で、老衰だったという。
◆モーズ・アリソン画像
アリソンは、ジャズ界だけでなく、ブルースやロックのミュージシャンにも多大な影響を与えてきた。ヤードバーズは彼の曲「I’m Not Talking」をレコーディングし、ザ・フー(「Parchman Farm」「Young Man Blues」)、クラッシュ(「Look Here」)、レオン・ラッセル(「One Of These Days」)、エルヴィス・コステロ(「Everybody’s Cryin’ Mercy」「Your Mind Is On Vacation」)、ジョン・メイオール(「Wildman On The Loose」)、ヴァン・モリソン(「I Don’t Want Much」ほか)、ロバート・パーマー(「How Much Truth」)ら多くのアーティストが彼の曲をカヴァーしている。
ヴァン・モリソンはかつて、アリソンについて「僕はアリソンの経歴をたどった。たくさんのアルバムを聴き、たくさんのギグを観た。そして、彼は哲学者であることに気づいた。彼はミュージシャンだが、哲学者でもある」と話していた。
アリソンは先週(11月11日)、89歳の誕生日を迎えたばかりだった。
合掌。
Ako Suzuki