【インタビュー】千聖、<Crazy Monsters>の醍醐味を大いに語る&HEROコラボルーム・キャンペーン第三弾スタート
Crack 6のMSTR(千聖from PENICILLIN)が主催する通算4回目となるハロウィンイベント<Crazy Monsters~HALLOWEEN PARTY 2016~>が、今年は規模を広げ、10月22日の大阪を皮切りに10月30日の東京ファイナルまで東名阪で開催される。毎年、派手な仮装も話題となる本イベントに合わせて、ビッグエコー大久保駅前店には<Crazy Monsters>のコラボルームがオープン中だ(8月19日から10月31日)。コラボルームでは出演バンドのスペシャル映像に合わせてカラオケやMSTRの歌唱アドバイス付きメッセージ映像が楽しめるほか、アーティストの衣装も展示。壁面にはクレモン出演アーティスト全員のサイン色紙(サインと生指型入り)がディスプレイされ、コラボルーム終了後に希望者に抽選でプレゼント(当ルームを利用して応募券に好きなメンバー名を記入してエントリーすると、10月30日の「Crazy Monsters ~HALLOWEEN PARTY 2016~」内で抽選会が行われる)という企画も。BARKSでは、このスペシャルコラボルーム内にてMSTRにインタビュー。近年、盛り上がりを見せている<Crazy Monsters>を発案したキッカケとなった出来事やそのヒストリーについて、そして今年も仮装全開で楽しみませてくれるであろう“HALLOWEEN PARTY”について話を聞いた。
■<Crazy Monsters>は演奏する側も見る側も楽しめるあたたかいイベント
■30代以上の人たちが集まるフェスはなかなかないから一緒にやるのも面白いんじゃない?
──今年もCrack 6のMSTR(千聖from PENICILLIN)主催のハロウィンイベント<Crazy Monsters~HALLOWEEN PARTY 2016~>が東名阪で開催されますが、そもそも、“Crazy Monsters”はどんなキッカケから始まったイベントなんですか?
MSTR(千聖):原点について遡って話すのは初めてかもしれないですね。最初はヴィジュアル系のハロウィンのイベントって意外と少ないなと思ったのがキッカケだったんです。「なんで、みんな、あまりやらないんだろうな」と思ったのが始まりです。ハロウィンは仮装して楽しめるイベントだし、ボクらみたいなジャンルこそもっと派手にやってもいいんじゃないかなって。
──素朴な疑問から始まったわけですね。
MSTR:それこそ10年ぐらい前から一般の人がパーティをやり始めたので「だったら、いくつかバンドを集めてイベントやったら面白いのに」とはずいぶん前から思っていたんです。イベントを開催する前はCrack6でハロウィンにワンマンライブをやってはいたものの、それだとお祭り感に欠ける。なので、まず原宿アストロホールを押さえて「ハロウィンイベントやるんだけど、誰か出ない?」って声をかけたのが始まりですね。それが2012年でGOTCHAROCKAとν〔NEU〕の3バンドで開催した最初のライブが<千聖プロデュース! ハロウィンイベントライブ>です。そのイベントに向けた特別番組『Crazy Pumpkins』をニコニコ生放送でオンエアしたりしたのが、<Crazy Monsters>の走りになったんじゃないかな。
──2012年のイベントがキッカケとなって<Crazy Monsters>の一連のイベントが定着していくんですか?
MSTR:そうですね。その流れでイベントツアーをやりたいねっていう話に発展していって、2013年に<Crazy Monsters~4 Piece Place Tour 2013~>と銘打って東名阪ツアーを廻ったんですよ。その時に出演したのがGOTCHAROCKA、ν[NEU]、THE MICRO HEAD 4N'S、ALvino(最終日のみ)です。当時はTHE MICRO HEAD 4N'SのヴォーカルがRickyさんだったので「ツアーにRickyさんやSHUN.君達がいたら面白いかな?」ぐらいの感覚でしたね(笑)、確か最終日に初めてAlvinoが参加したんですよ。そこでKOJIくん(G.)や潤ちゃん(G.)と初めてしゃべって。
──PENICILLINとLa'cryma Christiは同時期にシーンで活躍していたのに初めて話したというのも意外ですね。
MSTR:そうなんです、なぜか機会に巡り合えなかったんですよね。特にKOJIくんは(笑)。そこらへんからTHE MICRO HEAD 4N'SのメンバーやAlvinoのメンバーと交流が深くなり始めて<Crazy Monsters>というイベントをもっと盛り上げようっていう話になり、ハロウィンに毎年、開催するようになったんです。それからかな?Daccoだったり、C4やS.Q.F.も参加するようになって、最近ではwyseが参加してくれています。Daccoも一度出たら「あたたかいイベントなのでもう一度出演したいです」って言ってくれて、「良かったな」と思ったりして。
──年を追うごとに、どんどん参加者が増えていったんですね。
MSTR:わらしべ長者みたいに(笑)。
──はははは。
MSTR:「ハコ押さえちゃったんだけど、誰か出ない?」から始まって、あれよあれよという間にいろんな方々が参加するようになりましたね。
──いつしかCrazy Monsters=クレモンと略されるぐらいにヴィジュアルシーンで有名なイベントになっていったという。
MSTR:ともすれば最近のイベントを見てると自分の知らないアーティストのライブは見なかったり、極端な場合、その場にしゃがんじゃったりしますよね。<Crazy Monsters>は自分の目当て以外のバンドもちゃんと見てくれるし、演奏する側も見る側もお互いに影響し合って楽しんでいるあたたかいイベントなんですよ。あと30代以上の同世代のヴィジュアル系バンドが中心に集結する人たちが集まるお祭りはなかなかないから、ハロウィンというのもありつつ、「だったら一緒にやるのも面白いんじゃない?」っていう気持ちも原点としてあったんですよね。ノリや向いてる方向が違うバンドを無理やり繋げる必要はないと思っていて、<Crazy Monsters>の場合は、今のところアダルトヴィジュアル系ってやつなんですかね?(笑)。まぁ単純に有志を募っているだけなんですけどね。
──2014年にはCrack 6のミニアルバム『Crazy Monsters Parade』にCrazy Monstersのテーマ曲が収録されて、Rickyさん、KOJIさんと潤さん(Alvino)、SHUNさん(THE MICRO HEAD 4N'S)がゲストで参加しましたよね。
MSTR:そう、そう。盛り上がって「じゃあ、このイベントのテーマ曲を作っちゃおうぜ」って「Crazy Monsters~All Monsters ver.~」っていう曲をレコーディングしてMVまで撮っちゃったり。そのあたりから、「クレモンフェス」っていうネーミングのイベントにも発展していきました。
──今年の夏には<Crazy Monsters「クレモンフェス」~夏の浴衣祭り2016~>が川崎クラブチッタで開催されたりもしましたね。
MSTR:そうですね。今年の春に新木場STUDIO COASTで開催した<Crazy Monsters「クレモンフェス」~春の祭典2016~>にはゲストでMORRIEさんが参加してくれました。ハロウィンから始まったのが春、夏、秋とだんだん増えてきているので、冬にもイベントをやるようになったらオールシーズンですね(笑)。
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