大黒摩季、夏フェス<RISING SUN>で完全復活

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大黒摩季が8月13日、<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO>のステージに出演、ヒット曲「ら・ら・ら」をオーディエンスと大合唱したことをはじめ、パワフルな歌声とパフォーマンスで約8.000人を魅了した。

◆大黒摩季 画像

14時00分。<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO>が開催されている北海道の石狩湾・新港ふ頭は北の大地と言えども、強い日差しが照り注ぎ、気温30度を越す猛暑となっていた。そして同フェス会場内のRED STAR FIELDには約8,000人が大黒摩季の復活を待ち焦がれている。


14時50分、この日のために集結したスペシャルバンドメンバー(青木和義 [Dr:T-BOLAN]、徳永暁人 [B:doa]、勝田一樹 [SAX:DIMENSION]他)がステージに登場、いよいよ耳馴染みのあるイントロが始まった。復帰一発目に選ばれた楽曲はNHKアトランタ五輪テーマソング「熱くなれ」だ。ついに大黒摩季が姿を見せると、この時を心待ちにしていた超満員の大観衆から「お帰りなさい!」「待ってたよ~!」という歓声が上がった。

「ホーム! ただいま~!!!」──大黒摩季

復帰第一声はこの言葉だった。そして、大ヒット曲「熱くなれ」(1996年発表)のシャウトに大黒摩季の想いと会場の想いが熱く交わる。ヒットメドレーとして「DA・KA・RA」「チョット」「別れましょう私から消えましょうあなたから」「Halem Night」を届けた彼女の瞳が、涙でうるんでいることが遠くからもわかった。


2010年8月にアーティスト活動無期限休止を発表、子宮疾患の治療・不妊治療を続け、一般人として過ごして来た彼女は、「“大黒摩季”として復帰できるのか?という不安の連続だった。活動休止中は病気と治療との戦いの日々」と語った。だが今、90年代当時と変わらないハイトーン・ボイスとパンチ力を放つ彼女の歌声に、RED STAR FIELDが熱狂している。デビューから24年間という中で培われたライブ勘とパフォーマンスは、まるで2〜3日前までツアーをしていたかのように、6年間というブランクを感じさせない。

「“もう一度歌えるかな?”って何度も思っていたから、今日この場に立てるのは奇跡です! なまら楽しい(笑)。ただいま!って、月並みですけど、勇気出して良かったな~って思いました」──大黒摩季


ステージは、自身が講師として育ててきた札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校のダンサーが登場する「永遠の夢に向かって」「あなただけ見つめてる」、ラテングルーヴがホットな「夏が来る」、「いちばん近くにいてね」「Anything Goes」へ。また、北海道を再出発の地とした彼女はステージに小樽市立菁園中学校の生徒18人を招き入れ、「一生歌っていくと思う」と「ら・ら・ら」を合唱。これにオーディエンスも声を重ね、ステージと客席がひとつになった。

ラストは新曲「Higher↗↗ Higher↗↗」だ。音楽に妥協せず、人生を諦めず、より高いところを目指そうとする彼女を象徴するナンバーに、ステージも会場もタオルを振り回し、興奮のるつぼと化して復帰ステージが終了した。その最後には10月16日、故郷・札幌で単独ライブを行うことが発表されるなど、大黒摩季の快進撃が北海道からスタートしている。

■<RISING SUN ROCK FESTIVAL 2016 in EZO>
8月13日@RED STAR FIELDセットリスト

1.熱くなれ
2.大黒摩季 ヒット曲メドレー
「DA・KA・RA」
「チョット」
「別れましょう私から 私から消えましょうあなたから」
「Harlem Night」
3.永遠の夢にむかって
4.あなただけ見つめてる
5.夏が来る
6.いちばん近くにいてね
7.Anything Goes
8.ら・ら・ら
9.Higher↗↗ Higher↗↗

■ワンマンライブ<Maki Ohguro 2016Live-HOP! ~Reborn To The Future☆彡>

2016年10月16日(日)札幌・ニトリ文化ホール
開場17:30/開演18:00
(問)WESS 011-614―9999

■配信SINGLE「Higher↗↗ Higher↗↗」

2016年8月10日(水)配信開始 
作詞:大黒摩季
作曲:大黒摩季


◆大黒摩季 オフィシャルサイト
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