元スリップノットのジョーイ・ジョーディソン、難病を患っていたことを公表

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2013年にスリップノットを脱退したジョーイ・ジョーディソンが、当時、運動障害や感覚障害がみられる神経疾患、横断性脊髄炎を患いドラムがプレイできない状態であったことを明かした。

◆ジョーイ・ジョーディソン画像

ジョーディソンの脱退をめぐっては、本人やバンドからはっきりとした説明はなかった。月曜日(6月13日)にロンドンで開かれた<Metal Hammer Golden Gods Awards>で、ゴールデン・ゴッド賞を受賞したジョーディソンは、そのスピーチで、初めて当時の状況やスリップノットへの想いを語った。

「スリップノットでの俺のキャリアが終わりを迎えるころ……、俺は君たちみんなにも、彼らを褒めてやって欲しい。俺らは人生でたくさんのことを成し遂げた。彼らの誰もがだ。俺は、彼らの対しては幸運を祈り、最大級の賛辞を贈るのみだ。デモインの地下室で俺らが創り上げたものに匹敵するものはない。あれに勝るものなんかない。俺は彼らのことをすごく愛している」

「スリップノットでの俺のキャリアが終わりを迎えるころ、俺は横断性脊髄炎という酷い病のせいで本当に、本当に具合が悪かった。足の感覚を失い、もうプレイすることができなかった。多発性硬化症の状態だった」

「俺はこのクソを打ち負かすために、自身を奮い立たせ、ジムやセラピーに追い込んだ。もし俺にできるなら、君らもできる。俺の人生で、なによりも最も過酷な出来事だった。多発性硬化症や横断性脊髄炎なんかを患っている人たちへ、俺はそれを打ち負かすことができるっていう生き証人だ。メタルやそのファンは、君を支援する。君はこいつをやっつけることができる。冗談で言ってるんじゃない。君の心にはメタルがある。なんだって成し遂げられる」

ジョーディソンはところどころで涙をこらえながら、これらのことを語ったという。

ジョーディソンは先月、VimicとSinsaenumという2つのニュー・バンドを結成したことを発表した。Sinsaenumは7月にデビュー・アルバム『Echoes Of The Tortured』をリリースする。

Ako Suzuki
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