ドナルド・トランプ候補、ビリー・ジョエルの嫌味に気づかず?
ビリー・ジョエルが先週(5月27日)、NYのマディソン・スクエア・ガーデンで開いた公演で、1975年作の曲「The Entertainer」を共和党の米大統領候補ドナルド・トランプ氏に捧げた。
◆ビリー・ジョエル画像
ジョエルがトランプ氏を支援しているとガッカリした人も少なくなかったようだが、タイトルや歌詞の一節「Today I am your champion/ I may have won your hearts/ But I know the game, you’ll forget my name/ And I won’t be here in another year(今日、僕はチャンピオンだ。君らの心をつかんだかもしれない。でも、このゲームのことはわかっている。君らは僕の名を忘れるだろう。僕は1年後にはここにいないかもしれない)」から、大半のファンは、ジョエルはトランプ氏を称賛したのではなく、軽く皮肉ったととらえている。
しかしながら、トランプ氏にそれは通じなかったようだ。彼は。「@BillyJoel、ありがとう。多くの友人から、君がMSGで親切なシャウトをしてくれたと聞いた。感謝している。君の音楽大好きだ!」とツィートした。皮肉に皮肉で返した可能性はなくもないが。
ジョエルは、トランプ氏が反応したマディソン・スクエア・ガーデンの公演だけでなく、この数ヶ月、頻繁に同曲を彼に捧げてきた。週末『Time』誌からその真意を問われた彼は、「ドナルド・トランプのキャンペーンはすごくエンターテイメントだ。ということ以外、ピアノ・マンの政治的見解に注意を払う人はいないだろ」と流したが、ジョエルはトランプ氏の支援者ではないと考えられている。
Ako Suzuki
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