天月-あまつき-、春色アコースティックライブ開催。新曲披露も

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ボーカリスト・天月-あまつき-が4月23日にshibuya duo MUSIC EXCHANGEにて、アコースティックワンマンライブ<ぼくらの春色音日記>を行なった。オフィシャルからのレポートをお届けする。

◆天月-あまつき- 画像

レトロなテーブルや棚には地球儀やブリキの車のおもちゃがそこかしこに置かれている。まるで屋根裏部屋の秘密基地のようだ。奥には八重桜が咲き誇り、終わりに近づく春がもう一度息を吹き返したような華やかさとレトロさにあふれるアコースティックセット。静かに客席の照明が落ちると会場に一瞬の静寂が広がる。暗闇の中、ランタンを手にした天月-あまつき-がゆっくり現れると、会場から割れんばかりの歓声が沸き上がり、赤いペンライトで一気に会場が染まる。細いフレームのメガネの奥、天月-あまつき-の目がほころんでいた。

軽快なリズムで「桜のじゅもん」のイントロが始まると、ステージ上に咲いた桜がより鮮やかさを増したように輝いた。持ち味の少年のようなあどけなさの残る声が春とともに会場に広がっていく。


夜の部では先だってショートバージョンの動画が公開されていた、「アイネクライネ」がフルアコースティックでさらに純粋さを増して響いていった。さらに、天月-あまつき-が子供のころから大好きで、自分の家にも来てくれることを信じてやまなかったドラえもんの映画作品「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」のカバーを優しく歌い上げ、続けてピアノの伴奏で「いかないで」を披露。せつなさを増したアレンジにあどけなさだけではなく艶をまとった天月-あまつき-の声が会場にしみわたっていった。

しかしその静謐さだけで終わらない、来場者を楽しませるのが天月-あまつき-らしいMCコーナー。様々なお題の書かれたサイコロを転がし、出た目のテーマにそって話すゲーム。ファンに満面の笑顔が広がった楽しいコーナーの後、天月-あまつき-は熊本を中心に起こった地震について触れた。この数年、各地の災害で今も不自由な生活を強いられている被災者の方々が増えている。どうにか力になりたい、気持ちを伝えたいと制作した新曲「ツナゲル」を、この日初披露した。やさしさと力強さを併せ持つこの曲を、離れた人たちに自分の思いを届けたいという気持ちが込められていた。

ステージも終盤となると、ステージの桜の木がライトアップされ改めて春を感じさせる「花信風」ののち、天月-あまつき-が初めて作詞した思い入れの深い楽曲「はじまりのうた」で本編が終了した。


ステージを去ったすぐ後にアンコールが巻き起こった。会場のだれも今日が終わってほしくないという気持ちにあふれていたのかもしれない。天月-あまつき-もそれを感じ取ったのか、ほどなくしてステージに再登場。「初の弾き語りです」と、はにかんだように告げて、ステージ上のグランドピアノに向かい、絞り出すような心揺さぶる歌声で「Dear」を弾き語った。「ぼく自身、体調を崩し、思うとおりにいかないこともたくさんあって、いろいろ苦しかったり悲しい気持ちになったりしていたとき、リスナーの皆さんの存在に本当に助けられていることに改めて気づきました。本当にありがとうございます」と思いを会場いっぱいのファンに述べて、思いを込めて「Hello, My story」と「ホシアイ」を歌い上げ、穏やかな空気の流れる中、会場の何度も繰り返される「ありがとう」の言葉と共に、この日のライブは幕を閉じた。

今後、4月30日にはLINE LIVEとニコニコ生放送にてファンへ向けて重要なお知らせをすることが告げられている。こちらにはゲストとして佐香智久、はしやんが登場するとのこと。

Photo:Hidemi Otsuka

■【LINE LIVE】 19:00~20:00(予定)
https://live.line.me/r/channels/528/upcoming/4519

■【ニコニコ生放送】 21:00~(予定)
http://live.nicovideo.jp/gate/lv260733227

◆天月-あまつき- オフィシャルTwitter
◆天月-あまつき- オフィシャルサイト
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