【インタビュー】THE NEATBEATS、「ロックンロール」っていう言葉は選ばれし者だけが使えるワード
── ニートビーツは2017年で結成20周年を迎えますが、今の時点で何か考えていることはありますか?
MR.PAN:20周年はちょっと盛大にやりたいなというのはあるんですけどね。10周年のときは、ハッて気付いたら11周年になってたからね(笑)。まあでもまだそんなに考えてないかな。
── ニートビーツ、プライベーツ、50回転ズ出演の映画『Japanese Rock & Roll Ghost Story』も撮影中なんですよね?
MR.PAN:今、撮影中で。これはサントラをちゃんと作ろうと思っていて。映画って映画メインになっているけど、音楽も同じくらいのところで鳴っているというか、映画音楽で曲を知るというのも自分の経験の中にあるから。
MR.GULLY:『スタンド・バイ・ミー』なんかはそうやんな。
MR.PAN:『プリティ・ウーマン』もそうだし、『アメリカン・グラフティ』もそう。そういう映画音楽の中で曲を聴くというのは方法の1つなんで。それはやりたいね。
── 近年はスペインでライヴを行なっていますけど、今年も海外でのライヴは予定しているんですか?
MR.PAN:そうですね。正直、スペインの方が人気あるんですよ。
MR.LAWDY:これ、マジですよ。
MR.GULLY:朝飯食いに行ったら顔指されて「ワ~」ってなるもんな!? MR.PANも氷川きよしくらいになっているから。
MR.LAWDY:いや、わからへんがな、どのくらいの人気なのか(笑)。
MR.PAN:スペインの氷川きよし(笑)。
MR.LAWDY:でも本当に店に入るたびに「あっ!ニートビーツ」ってなりますからね。
MR.GULLY:アジア人が少ない国なんで。それになんかピュアなんよね。
MR.PAN:なんかスレてる奴がおらへんね、雰囲気的に。むずかしいことも言わないし、考えないし。そういう国民性なのかもしれないけど、単純な人間行動をちゃんとするというか。
── それがニートビーツの音楽と……。
MR.PAN:合うよね! 僕らもむずかしいことをやってるわけじゃないので。
MR.GULLY:あと、スペインの人ってイギリスの文化に憧れている感じがすごくしますね。モッズの聖地もレオンっていうところにあったりとか。
MR.LAWDY:スペインもそうですけど、他の国からもオファーが来ているみたいで。
MR.PAN:うん。だからスペイン以外の国も行ってみたい。
MR.GULLY:僕はベースをスペインに置いてきましたからね。「次また来るから」って(笑)。向こうでのライヴも3、4年目くらいになっているんで、行ったらお客さんたちも「おおっ久しぶり!また会えたな」みたいな。今やあんまり日本の地方に行っているのと変わらない感じですからね。
MR.PAN:スペインの前のライヴが十三ファンダンゴで、その後スペイン、その次が新宿レッドクロスで(笑)。それを全部フライヤーに一緒に載せたんやけど、そしたらお客さんに、「スペイン村でやるんですか?」って言われて。
MR.GULLY:「志摩スペイン村ちゃうわ!」(笑)。
MR.PAN:志摩スペイン村で5daysっておかしいやろ(笑)。
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