Outside dandy、デビュー作にロック本来の危うい香り
Outside dandyが本日3月9日、デビューアルバム『Mr.』をリリースした。
◆Outside dandy 画像
Outside dandyは東京を中心に活動する4ピースだ。ロックと歌謡要素を同時に取り込んだ楽曲群は、彼ら本来が持つ危うさをはらんで刺激的に響き渡る。
衝動と哀愁、それらを内包した全10曲。どの曲も目前にステージが広がるような生々しさに貫かれたリアリティ。しかし、通り一遍のロックバンドではない。4つ打ちを基調にした「レイジーモンスター」では弦楽器による16ビートの絡み合いがどこまでも鼓動を高揚させ、倦怠感と緊張感の狭間で揺れ動く「Good night my sweet elegy」では綿密なアンサンブルの核をぶち抜くメロディーが優しく伸びやかだ。
パッと聴きはストレートだが、その裏側に緻密な楽曲アレンジとプレイヤー個々の技量の高さが見え隠れして、一朝一夕のグルーヴ感など皆無。そして中央には常に激しく心地いメロディと突き刺さるメッセージがある。
現代のギターロックシーンにいそうでいなかったOutside dandyは同アルバムを掲げて3月11日、渋谷TSUTAYA O-Crestにてリリースイベント<今夜はハミ出さNIGHT vol.10>を開催する。お見逃しなく。
■1st Full Album『Mr.』
\2,700(tax in) / XQCR-1102
1.OVER
2.レイジーモンスター
3.スパイダー
4.メリーゴーランド
5.MUSIC
6.Good night my sweet elegy
7.愛のラビリンス
8.Hello
9.トランシーバー
10.さらば、ロックスター
◆Outside dandy オフィシャルサイト