サム・スミス、アカデミー賞でのスピーチを釈明

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サム・スミスがアカデミー賞で歌曲賞を受賞した際のスピーチで、ゲイであることを公表している人物として初の受賞だとほのめかし、ちょっとした物議をかもしたが、事実を知った彼はすぐにそれを釈明するツィートを残した。

◆サム・スミス画像

『007 スペクター』のテーマ・ソング「Writing’s On The Wall」が歌曲賞に選ばれた彼は、壇上で「数ヶ月前、(俳優の)イアン・マッケランが、同性愛者だと公表している人がオスカーを受賞したことはないと話している記事を読んだ。もしそうなら、そうでないにしろ、僕はこれをLGBTコミュニティへ捧げたい」と話した。

実際のところ、彼が初めてではなく、過去にエルトン・ジョン、脚本家のダスティン・ランス・ブラック、プロデューサーのスコット・ルーディンなどが受賞している。また、マッケランの発言は俳優部門に限ってのことだった。

スピーチの後、勘違いを指摘されたサムは、こうツィートした。「オスカーを受賞した2人目のオープンリー・ゲイ。それとも3人目、4人目、100人目。僕が言いたかったのはそこじゃないんだ」

「僕は、僕が愛してやまないLGBTコミュニティに光を当てたかった。そこが僕の言いたいところだった」「混乱させてしまったこと、ダスティン・ランス・ブラックに謝ります。これから、あなたの映画を観ます。遅ればせながら、オスカーの受賞おめでとう」

また、突然名前を出されたイアン・マッケランはこうツィートしていた。「僕は、ゲイだと公表する俳優でオスカーを受賞した者はいないって言ったんだ。でも、そんなことでサム・スミスの功績が損なわれるわけじゃない。彼&ほかのみんな、おめでとう!」



Ako Suzuki
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