MAX、ルームがギッシリ埋まり熱気に満ちて大盛り上がりのカラオケパーティー

【MAXインタビュー】

──お疲れさまでした！すごく盛り上がっていましたけど、いかがでしたか？

NANA：はじめての試みだったんですけど、思っていた以上に、みんながこんなに喜んでくれるんだっていうのが嬉しくて。（応募する上で）すごくMAXの歌をたくさん歌ってくれたんですよね、きっと。20年続けていてもまだまだこんなに応援してくれているんだっていうのが直接伝わってきたので、私たちの方がすごくエネルギーをもらえたというか。楽しみながらも、みんなの笑顔を見てたらこういう身近なイベントはもっと増やして行きたいなと思いました。

MINA：率直にすごく楽しかったです。みんなの笑顔が間近で感じられたので。最初はみんなのパワーに押されてどうしようかと思ったんですけど（笑）、MAXの曲で一緒に盛り上がれるのはすごく楽しいなと思いました。

LINA：初めて尽くしのことだったので、最初はどうなるんだろうと思っていたんですけど、部屋に入った瞬間にみんなの笑顔がパッと咲いていたので、こういう企画でみんなとコミュニケーションを取れてすごく楽しかったです。MAXの曲はカラオケで楽しめる曲なので、そのワイワイな感じがみんなと共有できたので、本当に今日は大成功だったと思います。

──LINAさんは昨日お誕生日を迎えたばかりということで、おめでとうございます。

LINA：そうなんですよ～！39歳、サンキューの歳に（笑）。もう20年という月日はあっという間でした。みんなと過ごしていたのは小学生とか10代のときからだったんですけど、グループの関係性が10代の頃からまったく変わっていないので、39歳になったと言われても、自分がそんなに歳を取った感覚はなくて。メンバーのみんなとかファンのみんなと一緒にいられることが、一番の若返りのエキス（笑）？というか秘訣になってますね。なかなか誕生日もタイミング良く仕事と重なることもないので、私も嬉しかったですし、なによりみんなが喜んでくれたのが嬉しいですね。

──最後はバースデーケーキがサプライズで贈られましたけど、ファンのみなさんもこんな機会はめったにないですもんね。

LINA：そうですよね、タイミング良くお祝いしてもらうことができたので、本当に嬉しかったです。

──ファンの方たちが話かけてきたりするくらいとても距離の近いイベントでしたが、知ってる顔もありましたか？

NANA：そうですね。もうずっと応援してくれているファンの方もいたし、あとは地方からも来てくれているということで、毎回来ている方と混ざってましたね。それで思ったのが、MAXを応援してくれているので私たちと同世代の方が多いのかなと思ったら、みんなけっこう若くて（笑）。

MINA：小さい子もいたもんね。

NANA：幅が広いな、と思いましたね。毎回ライヴでもそう思うんですけど。あと、みんなパワーがすごーい！元気だな～って思って。

MINA：本当、初めての企画だったので、もうここぞとばかりにみんな楽しもうっていうパワーがひしひしと伝わってきましたね。

──メンバーのみなさんでカラオケに行ったりすることはありますか？

NANA：もう、数えきれないくらい。やっぱりカラオケ世代なんで。だってライヴが終わってからカラオケに行ってましたからね（笑）。「夜もヒッパレ」という番組をやっていたので、邦楽のそのとき流行ったものはテレビで歌っていたので、そのときに覚えていて。

MINA：その頃が一番行ってましたね。番組が終わった後も、色んな曲を知っているので、色んな曲を歌いたいという気分が高まってきて、そのまま仕事終わりに直接カラオケに行って。私たち、部屋の椅子までどかして歌って踊ってという感じなので、もう止まらずに（笑）。

NANA：今でも、その流れはあるよね。りっちゃんとか最新曲を歌うしね。

LINA：好きですね、色々歌います。

──MAXの曲をカラオケでより楽しむコツがあったら教えてください。

MINA：今日やったみたいに、みんなで歌うのが楽しいと思います。1人で歌うとけっこう大変なので（笑）。みんなで歌うと一番盛り上がるんじゃないかなと思います。

LINA：MAXの振りって、手振りを中心に振付をしていることが多いので、別に立たなくても座りながら手振りでこうやってできるので良いと思います。

MINA：今日のイベントが、MAXのカラオケの楽しみ方が一番出来てたと思います（笑）。

LINA：あとは、ライヴ感を出すことですね。「せ～のっ！」とか言ったりするとテンションが上がると思いますよ。

──2015年12月にリリースされたベストアルバム『MAXIMUM PERFECT BEST』はMAXの歴史を網羅した作品だと思いますが、改めてどんな内容になっているか紹介してもらえますか？

NANA：本当に、20年分の集大成に相応しい作品で。今までもベストアルバムは出してきたんですけど、「今が一番良い」と思えるような作品になっていて、自分たち自身もこの作品が一番良いなと思っているんです。年代順じゃなくてランダムに曲が入っていて、ノリの良さもあるんですけど、MAXの曲は「みんなで聴いた」ってベストアルバムのうたい文句にも入っているように、その曲を聴きながら自分の人生を振り返ったりだとか、「この曲があの出来事を思い出させてくれる」っていうアルバムになっているので、色んな楽しみ方があると思います。

──1月27日には映像作品「MAX 20th LIVE CONTACT 2015 BACK TO THE MAX FUTURE」が発売になりました。こちらはどんな内容になっていますか？

MINA：このライヴは去年の10月10日の20周年を記念した、今までのシングルをすべて、そのときどきの時代でその楽曲を見せることができたライヴなんです。「MAXがみんな揃った」というのがやっぱりすごく嬉しいことで、そこにファンのみんなも来てくれて、みんなで1つになれたライヴ作品ですね。Blu-rayでは、その空気感というのも映像から伝わるんですよね。ライヴ作品ってだいたい収録が最終日だったりとか、ライヴが1つ出来たときに撮るんですけど、もう一夜限りなので、これ一回しかないという空気感みたいなものもすべて凝縮されていて、みんなの1つの想いが本当に感じられるライヴ作品になったなと思っています。

LINA：本当にあのライヴは、後にも先にもああやって5人が集まるっていう奇跡的な、この先あるのかなっていうくらいの、自分たちでも素晴らしいライヴだったので。20年ということで本当にたくさんの人が応援に来てくれましたし、顔なじみのファンの方もお久しぶりのファンの方もたくさんいて、一緒にMAXの時代を喜びあったり励ましあったりしたファンのみんなと一緒にあの空間を作れたということが、最高でドラマティックで感激なライヴでした。

──20周年という区切りを迎えて、今年は21年目のMAXになるわけですが、今後どのような活動をしていきたいですか？

NANA：20年の間、やっぱり予想のつかなかった出来事もたくさんありましたけど、みんながいるからみんなで乗り越えられてきたので。これから何が起こるかわからないですけど、応援してくれる人たちもまだまだたくさんいるし、メンバーが一緒ならなんでもできるような気がします。あの20周年ライヴをやることで、自分たちの心が強くなったというか、確信に変わったので。それぞれ20年分の自分を積み上げてきたと思うので、21年目にもみんなが輝けるような個々の活動もしながらMAXとういうライヴの基盤は忘れずに、とにかくライヴを続けて行きたいなと思います。

MINA：20年一区切りとして、あと20年、還暦まで。それで還暦のときに赤いスーツを着て「Give me a Shake」を歌う、そこまでは頑張ろうという想いを胸に、また21年目からしっかり歩きだせたら良いなと思っています。

LINA：ライヴをやることが自分たちにとってもファンの人たちにとっても一番嬉しい場所なんだというのは、20周年のライヴをやってみて実感したので、やっぱりいくつになってもライヴは続けて行きたいなと思います。20年という区切りが出来て、もっともっと新しい自分、新しい個々のお仕事にも幅広く挑戦してみんなを楽しませられたら良いなと思いますね。

取材・文・写真●岡本貴之