【ライブレポート】PUSHIM、「みんなの気持ちを代弁できる様な歌い手になっていきたい」

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2月20日、PUSHIMが世界有数の美しい響きを誇るクラシック・ホール 浜離宮朝日ホールにて開催されたライブシリーズ<Premium meets Premium 2016>に出演。昨年の1月に引き続き、抜群のボーカルパフォーマンスで満員の観客を魅了した。

◆PUSHIM ライブ画像

オフィシャルから届いたレポートを掲載する。

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当日は生憎の雨模様だったが、会場はそんな天候をふき吹き飛ばす様な期待感に満ち溢れていた。クラシックホールという場所柄、落ち着いた雰囲気のなか、まずは挨拶代わりに「Anything For You」と、今回ギターで参加したギターのTAKUが所属するバンド、韻シストのカバー「Dear」の2曲を軽快に披露。ピアノ・ギター・コーラスが奏でる音に声が重なりグルーヴが生まれ、PUSHIMは「こんな素敵なホールで歌が歌えるなんて、とっても幸せに思ってます」とコメントを述べた。

続いては、カバーアルバム『The Great Songs』にも収録されている、美空ひばりのカバーナンバー「リンゴ追分」を歌唱。美空ひばりはPUSHIMが特に尊敬する歌い手の一人で、MCでは過去に街で見知らぬ人に「あなた、美空ひばりに似てるって言われたことない?」と話しかけられたというトピックも披露。「ありがたいです」と、尊敬する人に似ていると言われたことに恐縮しきりだった。


今回は、最新アルバム『F』(1月リリース)からも多くの曲をアコースティックバージョンで披露。「この日本に居るみんなが抱えている問題だったりとか、そう言うものを歌にしていくというのが、本当の意味でのレゲエじゃないかいつも思っています」と、人が持つ光と影を鋭く描写した「People In The Shadow」や、スティービー・ワンダーのカバー「A Place In The Sun」、アルバムのリードトラック「Feel It」を歌い上げた。ニューアルバムにはこれまで以上に多くのラブソングが収録されているが、「恋をする気持ちって良いですよね。そういう気持ちを味わったので、これは歌にしないと勿体ないと思って歌にしました」と、自身の恋の話も告白。そして極上のラブソング「ねむれない夜」や、韻シストとのコラボ曲「MATTAKU」をパフォーマンスした。

「朝起きて、ご飯食べて、そして仕事に行って、そして家族が居て、みなさんと同じ様にシンプルな生活をしています。別に歌を歌っているからといって、毎晩どこかに遊びに行ってる訳では無いです。なので、みんなの気持ちを代弁できる様な歌い手になっていきたいと思うんです」──PUSHIM

アンコールでは、まず当日の天候である“雨”に纏わる「はじまりはいつも雨」をしっとりと聴かせる。それから、この日来場していたファンのメグさんが結婚を控えているということで、ウェディングソング「The Original Love Song」をプレゼント。これは、メグさんの友人がPUSHIMに画像共有アプリ・Instagramでメッセージを送ったことがきっかけとなったサプライズだったそうだ。

ラストには「歌を歌ってパワーを届けるなんて言葉がありますけど、毎度思う事はこのステージに立って思うのは、パワーも貰ってるは私の方であって、みんなが聴きに来てくれるからからです。明日、明後日そしてこの先もずっと頑張って行こうという気持ちに毎度このステージでなります。本当にありがとうございます」と、全員に感謝の気持ちを伝え「a song dedinated」で締め括った。

なお、PUSHIMは4月から全国ツアー<PUSHIM LIVE TOUR 2016 “F”>を開催する。ファンは勿論のこと、未体験の人にこそ是非足を運んで欲しい。彼女が、プレミアムシンガーと称される理由が直ぐに理解出来るはずだ。


photo:cherry chill will

<PUSHIM LIVE TOUR 2016 “F”>

4月16日(土)埼玉・HEAVEN'S ROCK さいたま新都心VJ-3
4月21日(木)広島・HIROSHIMA CLUB QUATTRO
4月23日(土)福岡・Zepp Fukuoka
5月18日(水)富山・MAIRO
5月20日(金)石川・金沢 Eight Hall
5月27日(金)愛知・Zepp Nagoya

5月28日(土)大阪・Zepp Namba
6月5日(日)北海道・Zepp Sapporo
6月11日(土)千葉・柏 PALOOZA
6月17日(金)福島・郡山 Hip Shot Japan
6月19日(日)宮城・仙台Rensa
7月1日(金)Zepp DiverCity TOKYO

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