【ライブレポート】lynch.、メンバープロデュース5Daysライブが終幕

▲葉月（Vo）

lynch.が、1月31日を皮切りに＜lynch. Member Produce 5 Days＞と題した各メンバーによるプロデュースライブを開催。東京・高田馬場CLUB PHASEにて全5日間にわたって行なわれ、2月16日をもってフィナーレを迎えた。

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初日となった1月31日の＜葉月day「奏艶」＞は、潮崎裕己（Pf）をゲストに迎えた葉月（Vo）のリサイタル。スーツ姿の葉月は、しなやかなピアノの音色にのせて一切シャウトをせずにその美声を披露し、ファンを陶酔させた。2月1日＜悠介day「Acoustic Show【5minus4+α】」＞は、悠介（G）と親交の深い真空ホロウの松本明人（Vo＆G）が登場。アコースティックギターによるセッションで、いつものlynch.とは異なるゆったりした空間を創り上げた。2月2日＜明徳day「inherit」＞は、タイトルの「inherit＝分かち合い」をテーマに明徳（B）と同郷のバンド・Unveil Razeとの2マンライブを実施。終盤では明徳がボーカル、葉月がベースという特別編成で会場を沸かした。

2月15日＜玲央day「INDIVIDUAL DIFFERENCE #2」＞では、玲央（G）が“ずっと共演したかったバンド”だというHOLLOWGRAMとの2マンライブを実現。アンコールではバンド結成時のオリジナルメンバーである葉月、玲央、晁直（Dr）に加え、当時のlynch.サポートメンバーであり現・HOLLOWGRAMの攸紀（B／lynch.サポートベース時代の名前は“ゆきの”）の編成で、懐かしのナンバーを披露した。最終日の2月16日は＜晁直day「anomalies」＞。晁直が「今日これから起きる奇跡をお楽しみください」と宣言したとおり、ステージの一番前に設置されたドラムセットが左右に移動したり、回転したりという驚きのパフォーマンスを見せつける。度肝を抜かれた会場からは大歓声が上がり、最終日を盛大に締めくくった。

メンバーの個性が光る様々な演出で大いにファンを楽しませた今回のイベントは、初の試みにして大成功で幕を閉じた。

Photo by 土屋良太

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