【ライブレポート】野田愛実、くるくると変わる様々な表情

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野田愛実が、1月21日(木)に渋谷duo MUSIC EXCHANGEにて行われたキョードー東京主催<wordsUP!! Vol.7>に出演した。

◆野田愛実画像

名古屋のFMステーション“ZIP-FM”が放つ現役女子大生シンガーソングライターとして、2015年9月にミニアルバム『ミライ』でデビューを飾り、東海地区屈指の実力派として注目される野田愛実(のだえみ)だが、このイベントは「言葉に趣きをおいてアーティストを紹介していくライブイベント」として、ももちひろこ、カノエラナ、黒川沙良と共演を果たし、注目の新世代女性シンガーが一堂に会することとなった。

トップバッターで出演した野田愛実は、1曲目に<君がどうしても好きなら 考えてあげてもいいよ>という歌いだしから、素直に好きと言えなくて上から目線になってしまう女子の気持ちを描いた楽曲「うらがえし」を披露。小柄で華奢な身体からは想像もつかないパワフルな歌声は観客の意識を一気にステージに向け、会場の雰囲気を一瞬にして自分のものにしてしまった。



イベントの主旨である言葉にちなみ、「私の大好きな言葉がたくさん詰まった曲を歌います」と言って歌われたのは、秦基博の楽曲「鱗」のカバーだった。ひとつひとつの言葉に愛情が込められ、丁寧に包み込みそっと観客の耳に届けられていく。ギター1本と歌のみというシンプルな構成により艶やかな歌声はさらに際立ち、広い場内に響き渡った。

続く「コトノハ」は高校生のときに作ったという切ないピアノバラードだ。こぼれるような美しい鍵盤の音に乗せた野田愛実の声は、ギターでの弾き語りとはまた一味違って響いていく。いつもは“ありえそうでありえない、物語のような恋愛”を歌うことの多い彼女が“100%自分の経験”を歌ったこの失恋バラードは痛々しいほど切実で、心の中をのぞき見ているようなストレートな言葉たちに思わず胸が締め付けられる。



卒業を目前に控えた自分の気持ちと重ね、“今日から明日へ飛び出そう”というメッセージで頑張る全ての人の背中を押す「ミライ」は力強いリリックと伸びやかな高音が印象的だ。ラストを飾ったとびきりポップでキラキラした楽曲「全力ガール」は、2015年9月~10月に「TOKYO FM」「NACK5」「bayfm778」のパワープレイを獲得し、首都圏ラジオ7局合同企画『首都圏ラジオ7局スーパープッシュ第3弾』の最終選考楽曲に選ばれたお馴染みの作品だ。会場から手拍子も起こり、本人もはじける笑顔で身体を揺らしリズムをとりながら歌う。30分というわずかな時間ながらくるくると変わる様々な表情を見せ、自身のステージを堂々と締めくくった。

野田愛実は3月19日(土)に自身初となるワンマンライブを名古屋SPADE BOXにて開催する。いつもは単独でステージに立つ彼女だが、この日はバンドセットでの出演となる。サポートギタリストにはプロデューサーの松岡モトキ氏らを招き、特別な公演となること間違いなしだ。チケットは既に発売中なのでソールドアウトしてしまう前に、早めにチェックを。



<野田愛実ファーストワンマンライブ~全力で歌っちゃうから来るべきでしょそうでしょ!?~>

2016年3月19日(土)
@SPADEBOX(名古屋・新栄)
OPEN:16:00 / START:17:00
前売3.300円 / 当日3.800円 *ドリンク代別途500円
チケットぴあ http://t.pia.jp/ (Pコード:283-796)
ローソンチケット http://l-tike.com/ (Lコード:46112)
※サポート:松岡モトキ(Gt)ほか

野田愛実1stミニアルバム『ミライ』

ZINE-1010 ¥1,667(税抜)
1.100%片想いでしょ
2.全力ガール
3.コトノハ
4.うらがえし
5.ミライ
6.An episode

◆野田愛実オフィシャルサイト
◆野田愛実オフィシャルTwitter
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