【インタビュー】驚異の美声で話題の16歳、ヤミ・タビーが抱くアニソン愛

■アーティストとして活動を続けて、日本にずっといたい

──話を戻しますと、『Japani Beats! Yami Tabby Special Vol.1』に収録されている「空色デイズ」以外の曲に関しても、それぞれにまつわる思い出や思い入れがあれば聞かせてもらえますか？

ヤミ・タビー：「secret base ～君がくれたもの～」は、歌詞がすごく気に入って。感情を込めて歌うことができるんです。

──切ない恋の歌ですよね。

ヤミ・タビー：そう！　初めて聴いたとき、泣いてしまいました。

──自分の過去の体験に重なったりとか。

ヤミ・タビー：恋の話ではないんですけど、昔、学校ですごく仲の良い友達と離れ離れになってしまったことを思い出してしまって。

──じゃあ、何回聴いても、何回歌ってもグっときてしまいますよね。

ヤミ・タビー：その通りです。何回聴いても、何回歌っても、その友達のことを思い出します。「アンインストール」は『ぼくらの』というアニメの主題歌なんですけど、その作品そのものが大好きで。歌詞の内容を理解してからは、「アンインストール」という曲のことももっと好きになりました。「美しき残酷な世界」は、歌っている日笠陽子さんの歌声がとても魅力的で、惹かれたんです。そして、「桜音」は日本の伝統的な雰囲気もある曲で、そこが気に入っています。

──という言葉たちからもわかるように、ヤミさんの歌には“愛”を感じます。

ヤミ・タビー：嬉しい。どの曲も心から大好きだし、私が感じていることを聴いてくれる人たちにも感じてもらえたら、とても幸せです。

──何しろ、ヤミさんが大事にしているのは“心”なのだということが、よくわかりました。

ヤミ・タビー：そうです、気持ちがとても大事。

──そんな純真なヤミさん、服装もとてもかわいらしいんですが……今着ているワンピースはどこで買ったんでしょう。

ヤミ・タビー：LIZ LISAです。インターネットで知ってはいたんですけど、原宿に行ったときにたまたまお店があって。すぐに、たくさんの服を買いました。スペインにはこういうかわいい洋服を置いているお店がないので、日本に来たときに買います。

──普段から、メイクも服もかわいらしい雰囲気が好き？

ヤミ・タビー：そうです。だから、スペインにいるとすごく見られます。こういう格好をしている女の子は、いないので。

──でも、きっとお友達はかわいらしいヤミさんの影響を受けているんじゃないでしょうか。

ヤミ・タビー：はい、周りの友達もだんだん影響されてきて、こういう服装をするようになりました（笑）。そういう友達みんなで街を歩いていると、写真を撮られるんです。あと、ニュースに出てから、私のマネをする人たちがたくさん出てきました。

──フォロワーがたくさんいるわけですね。自分に影響される人がいるというのも、ヤミさんにとっては嬉しいこと？

ヤミ・タビー：嬉しいです！　自分も夢に向かって一歩踏み出せたのだから、みんなにもどんどんチャレンジしてほしいとも思います。

──素敵な言葉！　すでに世界中にたくさんのファンがいるヤミさんですが、これからの夢は？

ヤミ・タビー：アーティストとして活動を続けて、できれば日本にずっといたい。

──なんと！　日本に住みたいですか。

ヤミ・タビー：はい、住みたいです。実際に来てみたら日本は安全な国だなと思ったし、日本の人たちのことがもっと好きになったので。原宿とか秋葉原とか、スペインにはない楽しい街があるのも魅力的。あと、京都にも行ってみたいです。

──ヤミさんが、どんどん日本人より日本人になりそうな予感（笑）。あと、個人的にはヤミさんのオリジナル曲を聴きたいなと思ったりもします。

ヤミ・タビー：私も、私だけのアニメソングを歌ってみたいです。

──自分のオリジナル曲がアニメの主題歌になったりしたら、さらに素敵ですね。

ヤミ・タビー：そうですね、そうなったら本当に嬉しいです！　そういうことも含めて、これからいろいろチャレンジしていきたいので。みなさん、応援よろしくお願いします！

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日本のアニメとアニソン、そして歌手としての夢を語ってくれたヤミ・タビー。彼女は12月18日（金）よる7時からテレビ朝日系で放送される『関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王NO.1決定戦』に出演する。世界で活躍する超一流の音楽家が集結し音楽の「真剣勝負」を繰り広げる同番組でタミ・ヤビーは、「最強カラオケ王No.1決定戦」の“世界歌うまキッズ対決”に登場。対戦曲「残酷な天使のテーゼ」（高橋洋子）を歌唱する（http://www.tv-asahi.co.jp/the-mozart/）。

［Yami Tabbyプロフィール］
スペイン、アンダルシア生まれの16歳。
バルセロナで開催されたアニメフェス＜Salon del Manga＞で行われたオーディションで見いだされる。アニソンを歌った動画がYouTubeにアップされ注目を集め、2015年3月11日オンエアの日本テレビ『のどじまん・ザ・ワールド』に出演、予選を勝ち抜き決勝に進出。注目が集まり「WANNA GOMA RECORDS」海外アーティスト第1弾としてリリースしている。


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GOMA STUDIO × ワーナーミュージック・ジャパン コラボレーション新レーベル“WANNA GOMA RECORDS”第1弾アーティストとしてヤミ・タビーで始動したアニソンカバーソング・プロジェクトが早くも第2弾『Japani Beats! Ruki Special Vol.1』をリリース。第2弾アーティストとなるRukiもヤミ・タビー同様スペイン出身の女の子だ。2010年に日本のオーディションに出演し多くの日本人シンガーを押さえグランプリを獲得。日本語も堪能で、現在は一時帰国中だが日本でも活動しており、NHK等の番組にも出演している。DMMゲームズよりリリース予定のRPGゲーム「グラナサエターナル」イメージソングを担当する等幅広く活躍中だ。

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