【インタビュー】横山ルリカ、「SHUT YOUR MOUTH!!!!!!」は歌い手としての力量を試される曲です
10月31日をもって、惜しくもメンバー全員卒業となり、アイドリング!!!9号としての活動にピリオドを打った横山ルリカが、卒業後、初めてのシングル「SHUT YOUR MOUTH!!!!!!」を12月16日にリリース。タイトル曲は、彼女のソロデビュー曲「Walk My Way」と2ndシングル「Your Voice,My Life」を手がけたヒャダインこと前山田健一氏を再びプロデューサーとして迎え、横山の新たな門出にふさわしい楽曲となっている。
◆横山ルリカ~画像&映像~
■自分が感情を込めやすい歌い方と聴いた人に感情が伝わるような歌い方って違うんです
■私には技術がまだ足りないから身につけていかなければいけないことがたくさんある
――10月31日にアイドリング!!!を卒業してから、現在の心境的にはどんな感じなんですか?
横山ルリカ(以下、横山):メンバーと会う機会もあるので、あまり変わった感じはしないですね。5年後の2020年に再会の約束もあるので、今は、5年後のみんながどんな風になっているのか楽しみなんです。メンバーそれぞれ夢も違うと思うし、自分もどうなるかわからないから、今は全然想像がつかないですけど。
――アナウンストレーニングも始めたそうじゃないですか。
横山:そうなんです。アイドリング!!!で番組に出ていた時もアナウンサーの森本(さやか)さんをカッコイイなぁと思っていましたし、今お仕事をさせて頂いている競馬の番組で喋る時も「言葉って人が聞きやすい方がいいなぁ」と思ったんです。そうしたら、フジテレビの方から、「アイドリング!!!のメンバーの中でアナウンストレーニングを受けたい人がいるなら、受けてもいいよ」と、お誘いをいただいて。言葉を伝えるという部分では、歌にも生かせると思うし、今、自分がやっている活動には絶対に必要なことだと思ったから通いはじめました。今も毎日テキストを呼んで練習しています。家族には「お経みたい」って言われるんですよ。
――毎日の努力を欠かさないなんて、さすがですね。
横山:毎日、読みやすくなる言葉が増えていくので、それが楽しいんです。レッスンは面白いんですけど、最初は、ヴォイストレーニングの先生が来てくれたんです。「アナウンストレーニングなのにヴォイトレの先生がレッスンするんだ!」ってびっくりして。座ってテキストを読むだけではなくて、声を出すためのストレッチを教えてくれたり。ただ大きな声を出せばいいということではないという、基礎から学んだのですが、それをイメージしながら歌うと、力まずに歌うことができたので、こういう出会いも大事にしていきたいなと思いました。物事って、どういうところで繋がっていくかわからないですよね。
――本当にそうですね。絶対に今後の活動に役立ちますよ。「SHUT YOUR MOUTH!!!!!!」のレコーディングはそのトレーニングを受ける前にやっているんですよね?
横山:そうです。レコーディング前は、いつもレッスンをお願いしているヴォイトレの先生に教えていただき、かなり助かりました。自分では、しっかり歌ったつもりでも、「音程があやふやだから、もうちょっとこういう風に歌ったら?」ってアドバイスをいただいたのですが、自分が感情を込めて歌っても、聴いている人には私が思っているようには伝わらないんです。そういうことが、ヴォイトレを通してわかりました。自分が感情を込めやすい歌い方と聞いた人に感情が伝わるような歌い方って違うんです。そういう意味では、私にはヴォーカリストとしての技術がまだまだ足りないから、身につけていかなければいけないことがたくさんあるなぁと思いました。
――しかも、この曲は、プロデュースをした前山田健一さんが、横山さんのヴォーカリストとしての力量を出し惜しみせず表現できるよう、あえて難しく作っているような感じがありますから……。
横山:そうなんです。メロディの高低差がすごいんです(笑)。
――表現力としても歌い出しからガナったような歌声があったり、そうかと思えば綺麗なファルセットで抜くような部分もあって。さらに随所にアドリブもコラージュされていて、歌い手としての力量を試される曲ですよね。
横山:はい。この曲は、楽曲の難しさだけで自分の評価を上げてもらっていると思うんです。歌い手冥利につきる曲だと思います。
――歌詞にはポジティヴなメッセージがあって、ブレない横山ルリカの世界観を踏襲していますよね。
横山:そうですね。冒頭の「うるさい」っていうところだけ聴くと「おぉ!?」って思うかもしれないですが、「気持ちを切り替えて、私と一緒に頑張っていきましょう!」っていう感じの曲になっていると思います。応援ソングとして、この曲を聴いて元気を出してもらえたらうれしいです。
――「真面目過ぎるとか 優等生とか」っていう歌詞は本当に横山さんそのままだなって思いますけど、どうですか?
横山:実際に言われていました(笑)。「真面目すぎてつまんないから、もっと違うキャラで行ってみたら?」って言われることもあったんですけど、そのままの自分を貫いてきたんです。もし、そこで違うキャラを演じていても、今ごろ崩壊してるだろうと思いますけどね(笑)。歌詞にも「ボロがあるってもんでしょ」ってありますけど、本当にその通りで、自分にないものは出せないから、自分は自分でいいんだって改めて思える歌詞だと思います。
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