【ライブレポート】鞘師里保、最後のモーニング娘。'15単独公演は「未来の自分につながる、とてもいいステージになった」

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「ありがとうございます。そしてみんなもメッセージありがとう。私は毎回、この武道館のステージに立つときに、こーんなに広い会場なのに、メンバーと心をギュッとひとつにしてパフォーマンスできる時間が本当に楽しかったし、すごいことだなって思っていたし。そんな私たちとファンの皆さんがギュッと心をひとつにして、一体感のあるコンサートを作ることができて、本当に本当に楽しかったなって思いました。今日は私たちのステージがギリギリ見えるところまで、たくさんのファンの方が来てくださっていて、そしてライブビューイングで日本全国の皆さん、韓国、香港、台湾の皆さんが観てくださっていて。元気ですかー? たくさんの方に見守っていただいて、今、ここに立つことができています。私は今回、卒業という自分の人生の中で大きな決断をさせていただいたんですけど、今日のこのステージは、未来の自分につながる、とてもいいステージになったんじゃないかなと思っています。来年からは英語とかダンスに限らず、もっといろんな人生勉強をして成長していきたいなと思ってるんですけど、また次に帰ってきたときには、何かカタチにして皆さんにお届けできればうれしいなと思っています。今まで5年間、何度も何度もこの武道館のステージに立つことができて、本当に人生の宝だなと思います。皆さん、本当にありがとうございます。私のモーニング娘。としての人生はあと3週間なんですが、まだまだたくさん思い出を作りたいことがあります。皆さん、最後まで私のことをよろしくお願いします! 今日は皆さん、本当にありがとうございました。鞘師里保でした。」── 鞘師里保

ひときわ大きくなる歓声。そして真っ赤な光の海の中で鞘師里保からのメッセージ。そして、12月29日リリースのシングルから「ENDLESS SKY」では、これまで終始笑顔だった鞘師自身も<泣くわけないでしょ 泣くはずがない 自分で選んだ未来だから>のフレーズでついに涙が溢れだし、声を震わせる。

本ツアーのラストナンバーは「ここにいるぜぇ!」。赤の紙吹雪が舞い散る武道館で、9期に押し出されたり周りを回られたりと、メンバーによる“鞘師いじり”のサプライズも展開されながら、ステージ上も客席側も全力で大盛り上がり。最後は大きく手を上げて、ツアー終了の喜びと感謝で締めくくった。

なお、全27曲のセットリストが終了し、客電が点いても止むことのない「鞘師」コールを受けて、鞘師里保は再度ステージへと登場。バラの花びらが敷き詰められたようなステージで、あらためてファンへ感謝の言葉を述べ、さらに、“ひゃっっほーい♪( ´θ`)ノ×3”で、ステージを降りたのだった。

text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

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