三浦大知とラスボスがダンス共演。「Dance with 3D DAICHI」に小林幸子の参加決定
「三浦大知をイノベーションする」をコンセプトに、デジモ×日本IBM×NEW BALANCEのコラボレーションで制作されたファン参加型コンテンツのプロモーションプロジェクト「Dance with 3D DAICHI」。3Dスキャンされた三浦大知と、抽選で選ばれたファンがデジタルの世界でダンスコラボし、その動画をWeb上に公開し、拡散させていくという世界的にも類を見ない同プロジェクトのプレス発表会が12月3日に開催され、まさかの小林幸子の参加も明らかとなった。三浦大知と小林幸子がデジタル世界でダンス共演である。
◆「Dance with 3D DAICHI」プレス発表会 画像
デジモの3Dスキャニング技術と、日本IBMのクラウド技術がコアとなっている本プロジェクト。その構想段階で、日本屈指のダンサー陣たちからもリスペクトされるなど、ダンスシーン全体から幅広く支持されている三浦大知を題材にできないかという話題になった。ちょうどそのタイミングで、三浦大知はアルバム『FEVER』をリリースすること、さらに大知自身もこのプロジェクトとのコラボによって“ダンス”が話題になり、そして拡がっていくならという想いもあり、今回のプロジェクトへの参加を快諾したという。
この日の発表会には、三浦大知自身も出席。モーションキャプチャーした際の感想や質問に答えた。
今回、大知は設置された5台のカメラを前にダンスパフォーマンス。その動きをキャプチャーしたという。「モーションキャプチャーって、いわゆる関節とかにボールみたいなのが付いたタイツみたいなのを着てやると思っていたんですけど、今の技術だと、(後ろに流れる映像を観ながら)こうやってNEW BALANCEさんのジャージを着させていただいてますけど、いわゆるリハーサルとかするような格好でそのままスキャンができるっていうのは驚きました。」と大知。さらに、自身だけでなく、一緒に踊る相手側のモーションアクターも自ら担当。そのために、普段は右手を出すところを左手に変えたりといった、対になるようにダンスを自らアレンジしているそうである(データなので、大知のダンスパフォーマンスをそのまま反転させればいいのだが、そこはこだわって、三浦大知自らがパフォーマンスしている)。
「いつものスタイルで踊ったもののが、データとしてスキャンされてCGで再現されるって面白いなって思いますし、僕自身もライブの演出とかを自分で考えている中で、デジタルの進歩や面白い技術はチェックしているので、そんな中で最新技術を三浦大知のダンスと掛けあわせてみたい、とお話をいただけたのが嬉しいですね。」
そう笑顔で話した大知。スキャンされたデータは、その場で確認できたそうで、「僕の細かいニュアンスもそのままだったりで。今踊ったものが、もう画面の中にある。しかも3Dで。すごい技術だなって思いますね。」と、コメント。さらに、3Dスキャンされた自分のファンが、デジタルの世界で自分の動きをするということについて、「動きは自分の動きなんだけど、そこにこう、違う人が……なんて言うんですかね、入り込んでいるというか。なかなか現実でやろうとすると難しいじゃないですか。三浦大知の動きをそのまま体の中にインストールするような状態なので。それが3Dでできるって面白いと思いましたし、男性でも女性でも小さい子たちでも、画面上で三浦大知と同じ動きで踊っている。すごい刺激的な映像ですよね。」と、“刺激的”という言葉で語った(もちろん、この瞬間、大知の心の中では“FEVER”していたに違いない)。
ちなみに、やはり注目は、この日発表があった小林幸子との、まさかのデジタルの世界の中でのダンスコラボ。「僕もびっくりしているくらいなんで。まさか画面の中で一緒にダンスだせていただけることに嬉しく思います。小林さんもいろんな技術に対してすごく理解が深い方なので、ダンスのほうにも興味もっていただけたことにすごく嬉しいですし。まさか小林さんと一番最初にコラボするのがダンスだとは思ってなかったです。」と話して報道陣を笑わせつつ、「お会いした時にはお礼を伝えたい。」と、感謝の気持ちを表していた。
「これが画面の中ではなくて、立体物……物理的に、それがロボットみたいなものなのか、それに三浦大知のデータが入って、同じように踊れるような時代がくるのかなとか思うとすごくわくわくします。僕自身も音楽を使って表現していく中で、こういう技術はエンターテインメントと結びついてくると思うので、自分もアンテナを張りながら、ものづくりしていければいいなと思います。」── 三浦大知
ところで今回、三浦大知、そしてデジタル上でコラボするために3Dスキャンを受けたファンがみんな履いていたのが、ニューバランスの代表モデル「574」にパフォーマンス高機能テクノロジー・プラットフォーム「FRESH FOAM」を搭載した新モデル「MFL574」。大知は、自身のダンスの秘密のひとつでもあるニューバランスとの関わりについても語っている。
「どの靴も履くときも、どの靴にもNEW BALANCEのインソールをいれさせていただいてまして。底と地面の摩擦もあるんですけど、自分の足と靴がどれだけフィットするかで、踊りやすさや表現の幅が変わってくることがあって。今日の靴も入っているんですけど、どのブーツだとしても、ステージで自分のスタイルでやりたいってときに、NEW BALANCEのインソールをいれておけば大丈夫っていうのがあって、そこはすごくお世話になっているといいますか。今回も、ものすごく自分の足にフィットした状態でやらせていただけたので、よかったです。」
また、「この技術を使って踊ってみたい相手は?」という質問に、「一番最初に思うのは、マイケル・ジャクソンかな、と。この技術がないと踊れないといいますか。この技術の中で、自分自身にダンスとか音楽の素晴らしさ、魅力を教えてくれたマイケルとコラボできたら、すごく面白いなって思いますね。」と回答。さらに、「よく使っているアプリは?」という問いには「ライブの図面や写真を貼って、その上にダンサーの構成を書いて、それをタブレットで持ち運ぶなど、ノートアプリをいろいろ試しています。」と、実はノート・メモ帳アプリにこだわりを持っていることを明かしていた。
なお、ファンと三浦大知のコラボ3D動画は近日中に順次公開。そして小林幸子との動画も年内公開を予定している。
text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
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