VAMPS、ジョイントツアー初日開幕「刺激的なライヴにようこそ」

VAMPSが11月12日、籠城型ジョイントツアー＜LIVE 2015-2016 JOINT 666＞をスタートさせた。＜HALLOWEEN PARTY 2015＞の狂騒から約2週間、VAMPSが鳴らすサウンドはあの一大パーティとはまた異なる凄まじさに溢れていた。

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今回のツアーは＜JOINT 666＞と銘打った通り、全公演JOINT ACTがオープニングを務めるもの。その初日を飾るはMY FIRST STORYだ。45分間のオープニングアクトはそのフレッシュかつエッジの効いたパフォーマンスで会場を熱くした。

そして、いよいよVAMPSの登場だ。幕が開くと、中世ヨーロッパ教会の礼拝堂をイメージしたステージにVAMPSが降臨。重厚な「JESUS CHRIST」からスタートしたライヴは、まさにこれから享楽で邪悪、かつ崇高な“ミサ”が始まるかのような異様な高揚感がまず会場を包み込んだ。

続く「LIPS」からは、この瞬間を待っていた“BLOODSUCKERS”（＝ファン）たちが弾けたようにフロアを揺らす。HYDEは「会いたかったぜ!!!　気持ち良くしてくれよ、BLOODSUCKERS!!! Are you fu＊＊in’ ready!?」と煽る。

「GHOST」までの激しいヘヴィグルーヴから一転、「VAMPIRE’S LOVE」のピアノのイントロが流れると、会場の空気は一瞬にして神聖なものに変わり、儚く叙情的なロックバラードが響いた。そして「VAMPIRE DEPRESSION」を終えると、HYDEはこう語った。

「始まっちまったな。ジョイントスリーシックス。毎日バンドの人呼んで、3Pみたいな、どっちが良かった？なんていうプレイ……刺激的なライヴにようこそいらっしゃいました！　楽しもうぜBLOODSUCKERS!!!」──HYDE

ライヴは再びアルバム『BLOODSUCKERS』から「ZERO」で後半へと突入した。新旧代表曲が矢継ぎ早にパフォーマンスされ、“BLOODSUCKERS”のエンドレスに押し寄せる高波のようなダイヴが続き、会場の興奮はピークへ。

アンコールのMCでHYDEが、「K.A.Zさん意気込み聞いていいですか？」と語りかけると、「ツアー久しぶりだよね。また帰ってこれてすごく楽しいです」とK.A.Z。HYDEも「ホームって感じだよね」と愛着のあるこの会場について触れた。

「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」の鋼鉄のパーカシヴなイントロがラストを告げると、MY FIRST STORYのHiroもステージにジョイン。HYDEの「明日も首洗って待ってろよ！」というシャウトとともに文字通りツアー初日が大団円を迎えた。

＜VAMPS LIVE 2015 -2016 JOINT 666＞は2日目以降、JOINT ACTにMONORAL、ASH DA HERO、海外からHIMを迎えて東京全6公演を行なう。大阪公演では海外からNOTHING MORE（12月12日、13日の2日出演）を迎えて開催。2016年1月の名古屋公演は朋友のフィンランドのロックバンドApocalyptica（1月13日、14日、16日、17日）と行なった後、追加公演が福岡と札幌にて開催される。

なお、VAMPSは、Apocalypticaとの強力コラボ配信シングル「SIN IN JUSTICE」（全世界11月20日同時配信）、そして5月31日さいたまスーパーアリーナ公演を収録した『VAMPS LIVE 2015 BLOODSUCKERS』（2015年12月9日発売）をリリースする。このタイミングでニュービジュアルが公開された。挑発的な表情のHYDEと、ギターを持ちクールにたたずむK.A.Zという好ビジュアルだ。

撮影◎田中和子



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