【ライブレポート】UNCHAIN「まだまだ君たちに会いに来ます！」

10月31日、UNCHAINが東京・LIQUIDROOMにて＜UNCHAIN Debut 10th Anniversary “10fold”Tour 2015＞の4公演目を行なった。

◆UNCHAIN ライブ画像

序盤で谷川正憲（Vo＆G）が「今日は素晴らしい夜になる気がしますねー！LIQUIDROOM！」という発言をしたが、まさにその通りとなったと言っても過言ではない。伸びやかで艶のある歌声、セッションをしているかのようなラフさを感じさせながらもカチッカチッといいところにはまってくる楽器の音。このステージには“色鮮やか”という言葉がしっくりきた。見えないけれど、目の前にある色。これは何と表現したらいいのだろうかと曲を聴きながら考えた。虹？絵の具？いや、リキュールだ。UNCHAINの持つアダルトな雰囲気は、BARに並べられた色とりどりのリキュールを彷彿とさせる。1曲ずつ区切られるのではなく、まるでDJが存在するかのように曲が混ざり合い、途切れることなく繋がっていく彼らの演奏は、美しくて心地よかった。

この日はアンコールを含め、全22曲が披露された。通常彼らがツアーを行なう場合、LIQUIDROOMはファイナル公演が実施される場所だという。谷浩彰（B＆Cho）は、LIQUIDROOMでライブを行なうとツアーの終わりを感じて寂しくなっていたが、今回はまだ3公演残っているということが嬉しいと話した。

2016年にUNCHAINは結成から20周年を迎える。彼らの音楽がこれからも止まらずにいてくれることを願う。

「まだまだ君たちに会いに来ます！よろしく！」──谷川正憲（Vo＆G）

photo：watanabe "kool" syo
text：BARKS編集部