HER NAME IN BLOOD、＜KNOTFEST2015＞で巨体ヘッズやメタル親父に強烈なインパクト

HER NAME IN BLOODが、現地時間10月24日、アメリカ・カリフォルニア州サンバーナーディーノで開催されたSLIPKNOT主催のメタル・フェス＜KNOTFEST2015＞に出演した。

◆HER NAME IN BLOOD ライブ画像

この日は、JUDAS PRIESTをヘッドライナーに、KORN、MASTODON、TRIVIUMなど錚々たるメタル・アクトが出演した同フェス。もちろん会場を埋め尽くすオーディエンスは、100％メタルヘッズであり、来場者の99％が黒のメタルTシャツを着た屈強な猛者達だったという。

HER NAME IN BLOODはEXTREME STAGEに登場。昼過ぎという時間帯にもかかわらず、ステージ前にはかなりのオーディエンスが集まり、サウンド・チェックの段階から叫声を上げていた。耳を突くフィードバックが鳴り響き、新作EPのタイトル曲「BEAST MODE」から演奏をスタートさせたが、初っ端からモッシュ、サークル・ピットが発生。あきらかに体重100キロ超えであろう巨体のヘッズが暴れ狂う様は迫力満点。現場は、凄まじい砂埃であったという。

そして、彼らのライヴでは定番曲となっている「GASOLINES」では、DAIKIのギターソロや、TJとのツイン・リードなど、往年のメタル・スタイルを取り入れたパートでは年期の入ったメタル親父も拳を突き上げて応戦。エンディングのIKEPYの壮絶なシャウトでの大歓声は、この日のハイライトだったようだ。

サビのメロディが往年のアメリカン・ロックを思わせる「ONE REASON」を経て、ラストは前作アルバムのリード曲「HALO」でバンドとオーディエンスのヴォルテージはピークを迎えて終了した。さらに、彼らの演奏終了後もしばらくオーディエンスがステージ前で歓声を上げ、メンバーに握手を求めるなど、HER NAME IN BLOODのサウンドとパフォーマンスはカリフォルニアのメタルヘッズに強烈なインパクトを残したようだ。

11月1日からは本格的に国内でのツアーをスタートさせ、11月22日には＜OZZ FEST JAPAN 2015＞への出演が決定しているHER NAME IN BLOOD。今回の経験を生かしてさらにパワー・アップした姿を見せてくれそうだ。