八代亜紀、MVで15歳の自分と対面し「まだまだ歌ってるわよ!」
10月28日に初のブルースアルバム『哀歌-aiuta-』をリリースする八代亜紀が、アルバム収録曲「Sweet Home Kumamoto」のミュージックビデオを公開した。
◆「Sweet Home Kumamoto」MV映像
撮影は、八代亜紀の故郷である熊本県八代市にあるキャバレー「ニュー白馬」で行われた。「ヤシロジェクションマッピングLIVEプロジェクト」と名付けられた、プロジェクションマッピングの技術を駆使したライブスタイルの映像となっている。アルバムの最後を飾るこの楽曲は、伝説のブルースシンガー、ロバート・ジョンソンの名曲「Sweet Home Chicago」のカバー曲で、八代の発案により故郷・熊本への愛情を歌った日本語詞の楽曲へと生まれ変わった。歌詞の中には、今回の撮影場所であるキャバレー・白馬はもちろんのこと、「くまもん」「新幹線・さくら」「球磨川」「阿蘇」「不知火海」といった熊本に纏わる言葉が多数登場し、誰もが心に持つ“故郷”を想う楽曲に仕上がっている。
また、西日本随一のキャバレーである「ニュー白馬」は、八代亜紀の故郷、熊本県八代市で50年以上営業を続ける現役のキャバレーだ。そして、クラブシンガーを目指していた当時15歳の八代亜紀が、年齢を偽って出演し初めて人前で歌を歌ったステージ。スピーカーから流れる自分の声が観客を感動させたこの時の体験をきっかけに、八代は「歌手になろう!」と強く決意したという、まさに八代亜紀にとっての「聖地」である。
そんなミュージックビデオの大きな見どころは、15歳の八代亜紀と対面するシーンだろう。当時の写真と現在の声を加工し15歳の八代亜紀が“復元”され、「あなた今なにやってんのぉ?」と無邪気に聞く15歳の八代亜紀に「まだまだ歌ってるわよ!」と答える今の八代亜紀。50年の時を超えた二人の対面は必見だ。
またこのプロジェクトは、エフエムやつしろによって事前に告知され、「ヤシロジェクション」を一目見ようと地元の方々が白馬に続々と集結し、ライブスタイルで収録された。通常の新曲ミュージックビデオと異なり、観客の声援や拍手も収録され、八代亜紀の歌声も会場での生歌をそのまま使用し、「ライブ感」たっぷりの映像に仕上がっている。
なお、このミュージックビデオの撮影に密着したドキュメンタリーが、10月26日(月)フジテレビ系『ノンストップ』(9:50-11:25)内にて放送される予定だ。
2015年10月28日発売
COCP-39274 ¥3,000+税
01.St.Louis Blues
02.The Thrill Is Gone
03.別れのブルース
04.フランチェスカの鐘
05.Give You What You Want (THE BAWDIES 提供楽曲)
06.ネオンテトラ(横山剣提供楽曲)
07.命のブルース(中村 中提供楽曲)
08.The House of the Rising Sun
09.夢は夜ひらく
10. Bensonhurst Blues
11.あなたのブルース
12.Sweet Home Kumamoto
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