アプガ、60分ノンストップライブは前哨戦。仙石「生と死の狭間のギリギリのとこまでは行きたい」

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アップアップガールズ(仮)が10月12日に、東京・AKIBAカルチャーズ劇場にて<ROAD TO アプガミュージックフェスティバル>と題したライブを行なった。本公演は11月23日より行われるツアーの前哨戦公演となっている。オフィシャルからのレポートをお届けしよう。

◆アップアップガールズ(仮) ライブ画像

開演時間になると、まずは森咲樹と佐藤綾乃がステージに表れ、タイトル名をスタッフが間違えたことを告げる。実は本公演は、11月23日から始まる<ハイスパート RAVE FESTIVAL>の前哨戦で、佐藤曰く「今日はほんとにヤバい!」内容だというのだ。

現在その運動能力でアスリート系アイドルとして知られるアプガ。昨年末には<アップアップガールズ(仮)ライブハウスツアー2014 ハイスパートキングダム>を開催した。“ハイスパート”名義のライブは、2時間ノンストップというアプガのライブの中でも最も激しさに特化したものだ。

ハードコアに1年を締めくくるのがアプガ流。今年は、“RAVE FESTIVAL”としてさらに進化したものを見せるという。本公演は、その予告編的にノンストップ60分フルタイム戦として行われた。


ライブは「マーブルヒーロー」から勢い全開でスタート。映像作家ホンマカズキのVJをバックに、ステージを躍動するメンバー。佐藤は腰の負傷でダンスには加わらなかったものの、歌と煽りで汗を飛び散らせる。「チョッパー☆チョッパー」「アッパーレー」と楽曲は途切れることなく、DJミックス式に続々と披露。元々、楽曲にあったダンス以外は、古川小夏を中心にメンバーで振りを考えたものだ。そして、曲のテンポは全体的にアップしており、まさに“レイヴ・フェスティバル”の名にふさわしい仕様となっていた。


「全力! Pump Up!!」「美女の野獣」「リスペクトーキョー」「UPPER ROCK」という、怒涛の展開に、観客は“オイ!オイ!”と声を張り上げ、会場のテンションは常にマックス。関根梓の“秋葉原! もっともっと魂ぶつける準備はいいか~!!”の煽りから「全力! Pump Up!!」に戻り、「SAMURAI GIRLS」へとハードに流れていく。「Up&Up!」「ENJOY!!ENJO(Y)!!」でポップさを見せたかと思えば、「Starry Night」「イタダキを目指せ!」でセンシティブなメロディを響かせたりと、激しさだけでなく様々なシーンを歌とダンスで魅せていくアプガ。


そして、パワーみなぎる「美女と野獣」からの後半戦は、さらにボルテージを上げていく。「サバイバルガールズ」と「(仮)は返すぜ☆be your soul」をクロスさせながらタフに攻め続け、「アッパーカット!」と「ジャンパー!」を何度も交互に歌唱。曲のテンポはグングン上昇し、メンバーのパフォーマンスが激しさを増すごとに、観客の熱量も上がる。遂にはBPM240というスーパーピークタイムに到達し、会場をクレイジーな空間化してライブはフィニッシュとなった。

メンバーはパフォーマンスを終えた瞬間にステージに倒れこむも、一線を越えた充実度に満面の笑みですぐさま立ち上がる。佐藤が、「今日は前哨戦でしたが、本番は2時間、昼夜2公演ずつ行います。未知の世界を体感したいみなさんは、ぜひ2公演来てください。私たちが未知の世界に引きずり込みます!」と声を上げると、観客は大歓声と大きな拍手を送った。

さらに12月31日に行われる愛知・名古屋ダイアモンドホールで開催される<アップアップガールズ(仮) CD/J 15-16 カウントダウンジャンパー!>と<UMF~アプガミュージックフェスティバル~>についても触れ、佐藤は、<今の目標の日本武道館に向けて、一歩ずつ前進できるように私たちがんばっていきたいです! 2016年に向けてみんなでもっと羽ばたけるようにがんばっていきましょー!!>と語った。

最後の最後は、メンバーの“ハイスパ生きて帰るぞ!”の声に、観客が“オー!!”で応え、会場が一体となり手を掲げて大団円となった。

アプガにとって真骨頂の“ハイスパート”ライブを存分に見せる<ハイスパート RAVE FESTIVAL>は、11月23日に名古屋ダイアモンドホール、11月29日に京都FANJ1、ツアーファイナルは12月6日にアプガ史上最大規模のZepp Tokyoで開催される。
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