ティアックからネットワーク経由でハイレゾ音源の再生が行えるネットワークプレーヤー「NT-503」など発売

ティアックは、デュアルモノーラルUSB DAC/ネットワークプレーヤー「NT-503」、DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P50SE」を9月下旬より発売する。

■多彩な機能を持つUSB DAC/ネットワークプレーヤー「NT-503」


「NT-503」は、A4サイズのコンパクトなUSB DAC/ネットワークプレーヤー。DSD 11.2MHzやPCM 384kHz/32bitのネイティブ再生に対応したフラッグシップUSB DAC「UD-503」と共通のUSB DAC機能を備える。さらに各種ネットワーク機能やBluetooth接続、USBメモリーからの再生機能を搭載。カラーはブラックとシルバーをラインナップする。

すべてのデジタル入力ソースを最大DSD 12.2MHzまたは、PCM 384kHzへアップコンバートして再生する機能を搭載、圧縮された音源も本来の音に近い豊かな響きで楽しむことができる。また、フロントのUSB端子に接続したUSBフラッシュメモリーの曲を手元のスマートホンやタブレットから選曲＆再生可能。ネットワークプレーヤーとしてDLNA v1.5に準拠し、DSD再生をサポートするNASを使用することで、ネットワーク経由で最大DSD 5.6MHzのハイレゾ音源の再生が行える。

さらに、各種の音楽ストリーミングサービスにも対応。インターネットラジオにアクセスできるradiko.jpやtuneinで世界中の音楽を楽しんだり、いままでラジオ受信が困難だった場所でもラジオ放送を聴くことができる。Bluetooth接続はaptXやAACに対応、スマートフォンなどから手軽に高音質なワイヤレス再生が楽しめる。

電源部やD/A変換部、アナログ出力段まで一貫したデュアルモノーラル構成の贅沢な回路構成にも注目。安定した電流供給能力が特長のトロイダルコア電源トランスや高性能 DAC VERITA AK4490をはじめ、それぞれのチャンネルがモノーラルで完結する回路を2系統持つデュアルモノーラル構成は、お互いの信号による干渉を極力防ぐ。

■iPhoneからのハイレゾ再生に対応したDAC搭載ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P50SE」


一方の「HA-P50SE」は、iOSデバイスからハイレゾ音源の再生やAndroidデバイスからデジタル出力による高音質再生が可能なポータブルヘッドホンアンプ「HA-P50」のスペシャル・エディション。大音量でもピュアなヘッドホンリスニングを楽しめる、DAC搭載ポータブルヘッドホンアンプだ。

パワーアンプ部には上位機種「HA-P90SD」と同じオペアンプOPA1602を搭載したことでワイドレンジな表現力を獲得。外装には美しい輝きを放つダイヤカットを細部に施すなど、スペシャル・エディションならではの性能と外観を備えたモデルとなっている。

プッシュ・プル回路をディスクリート構成にすることによって、高出力かつ低歪率の高品位なヘッドホン出力を実現。モバイル環境でも妥協することのない音質を求めて、「HA-501」で培った高音質化のノウハウを存分に投入している。

iPhoneから直接つなぐだけで、96kH /24bitのハイレゾ音源の再生が可能なのもポイント（無償ダウンロードのアプリ「TEAC HR Audio Player for iOS」を使用）。出力は160mW＋160mW（32Ω負荷時）と高出力。さらにHIGH/LOW 2段階のゲインセレクターを搭載し、ヘッドホンのインピーダンスに合わせて、出力ゲインを切り替えが可能だ。

パソコンからのUSBオーディオ入力や光デジタル入力のほか、アナログLINE入力もサポート。デジタル出力を持たないポータブルオーディオ機器でも高品位なヘッドホンリスニングが可能。

ボディは薄さ21.7mmとコンパクトで、タフさと軽さが求められるモバイル環境に最適なアルミ材を採用。USB充電方式の内蔵Li-ion電池により約8時間の使用が可能だ。