<アニサマ けやきひろば>8/29レポート、イヤホンズ、MYTH & ROIDを交えて大盛り上りカラオケ・イベントのTHE GATEステージ

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■MYTH & ROIDインタビュー

──おつかれさまでした!ライヴ出演を終えた感想を教えてください。

◆MYTH & ROID 映像

Mayu:率直に言うと、あっという間でしたね。とても楽しかったです。お客さんの盛り上がりとか、顔を直に見て歌えるというライヴの良さを身近に感じられたので、本当に楽しい時間でした。

Tom-H@ck:今回はライヴは2回目なんですけど、1回目は、色んなアーティストが出る中でのライヴだったので、じつは単独でやるライヴは初めてだったんです。「L.L.L.」をやってみて、反響がすごいんだなというのを実感できた初めてのライヴでしたね。

──1曲目の「The first ending」はバラードでしっとりと聴かせてくれましたけど、2曲目の「L.L.L.」では激しかったですね。

Mayu:そうですね、人が変わったかのような(笑)。

──緊張もしましたか?

Mayu:もう、すごく緊張していました。心の中ではドキドキしてました(笑)。

──今日は雨が降っていましたが、それでもかなりの盛り上がりでしたね。雨が降って余計みんな燃えているような。

Tom-H@ck:それは確かにあるかもしれないですね。

Mayu:そうですね「天候に負けないぞ!」っていいう感じでしたね。

──今日歌った、TVアニメ「オーバーロード」エンディング・テーマソング「L.L.L.」(C/W「The first ending」)を8月26日に発売したばかりですが、この曲はどんなことをテーマとして作られたんでしょうか?

Mayu:「オーバーロード」に出てくる、アルベドという女性キャラクターがいるんです。アルベドは主人公のことをすごく慕っている、愛しているんですけど、それがすごく狂気的な愛なんです。楽曲も歌詞も、私の歌い方も含めて、その狂気的な愛の部分をダイレクトに表現しています。「L.L.L.」というタイトルも「Leashed Luminous Love」という言葉の頭文字を取ってつけられたものなんです。直訳すると、「鎖で繋がれた輝かしい愛」という意味なので、タイトルがまさに狂気的な愛そのままという感じなんです。


▲TVアニメ「オーバーロード」エンディング・テーマソング「L.L.L.」 ©丸山くがね・KADOKAWA刊/オーバーロード製作委員会

──楽曲の制作は打ち込みに歌とギターを入れているんですか?

Tom-H@ck:「L.L.L.」に関しては、じつはドラムを生で入れているんです。ただキックの音だけをデジタルでやっているので、打ち込みに聴こえるからもしれないですけど。結構生の楽器とデジタルな楽器をどちらも併せて作っている感じがこれからも多いかもしれないですね。

──「The first ending」は激しい「L.L.L.」とは対になるようなイメージで作られているのでしょうか。

Tom-H@ck:これからMYTH & ROIDが活動していく中で、色んな楽曲・ジャンルをやって行きたいなと思っているんです。それとボーカルのMayuが色んな声質を操れる魅力を、一番最初のシングルに幅を持たせることで提示したかったという考えがありまして。結構端と端みたいな感じで、「L.L.L.」が出来てからカップリングの落としどころを考えた感じですね。

──ところで、MYTH & ROIDの活動が始まったきっかけを教えてもらえますか?

Tom-H@ck:お互いの事務所とかお世話になっている方がいて、お互いにパートナーと組んでユニットをやりたいなという同じ志がありまして、出会ったんです。

──もともとはお2人別々に音楽活動をしていたんでしょうか。

Tom-H@ck:僕は今年で三十路なんですけど(笑)。結構年齢が離れているんですよ。

Mayu:はい、そうなんです。

Tom-H@ck:なので、僕が音楽業界でお仕事を始めたときには(Mayuは)まだ全然音楽業界では活動していなかったので、これがデビューになります。自分のアマチュアのバンドなどでは活動していたんですけど。

──MYTH & ROIDというユニット名にはどんな想いが込められていますか?

Tom-H@ck:プロデュースワークをする上で、色々な狙いがあって。MYTH & ROIDと聞いたら一発で覚えるなというのと、アンドが“&”になっていたり、字面的にも新しいものだなと。それと意味合い的にも「MYTH」は「神話」という意味で、「& ROID」(アンドロイド)は最近のものなので、昔から今までの長い歴史とかを意味あいも含めていたり。そういう色んな要素を考えたらMYTH & ROIDが一番良いんじゃないかなって。アニソンだけにこだわっているわけではないですけど、MYTH & ROIDという表記とか発音もアニソン業界に浸透するんじゃないかなって思ってつけた感じですね。

──まだユニットとしては始まったばかりですけど、お互いのことをパートナーとしてどのように感じていらっしゃいますか?

Mayu:(Tom-H@ckに向かって)どう感じてますか(笑)?

Tom-H@ck:ユニットとしてデビューするのはこれが初めてなんですけど、付き合いは相当長いんですね。というか、密にやっている制作時間が長かったので。あのでも、すごく素直な子ですよ(笑)。ね?本当に魅力にあふれた。

Mayu:良いのか悪いのか(笑)。

Tom-H@ck:いやいや(笑)、でも本当に10年に1人の逸材だと僕は思っていて。

Mayu:ありがとうございます、恐縮です。

Tom-H@ck:素晴らしい才能を持っているので、もっともっと活動して行って是非みんなの耳に届くようにやって行きたいなと思いながら、いつも接しています。

Mayu:私は、お会いする前は怖いイメージを持っていたんです。この業界の方を全然知らないということもありましたし、プロデューサーとかの立場に立っている方って、引っ張って行く身として威厳があって怖いのかな?って思ってたんですけど、Tomさんはすごく優しく気さくに話してくれて、こちらも話ができたんです。初めてキチンと接する音楽業界の方だったんで、「あ、優しいんだ」ってすごく安心しました(笑)。今でもそれは変わらないですね。

──今日のステージでは普通でしたけど、Tom-H@ckさんは「L.L.L.」のPVで顔を黒塗りにしていますよね。あれはどうしてなんですか?

Tom-H@ck:たぶん、これからシングルを出すために、カラーチェンジして行くんですけど(笑)。笑われても、驚かれても、カッコイイと言われても、やって行きたいんですよね。

Mayu:あははははは!

Tom-H@ck:“ひっかかり”があるようにしたいんです。是非みんなにこれで見てもらいたいという。

Mayu:次は何色かな(笑)?

──黒がイメージカラーなわけではないんですね?

Tom-H@ck:イメージカラーではないですね。次はたぶん、白かなって(笑)。

Mayu:ベタに、黒が来たら白かなっていう。

──今日は黒と白の衣装で対照的にしているようですが。

Tom-H@ck:そうですね、それも若干意識はしていますね。

Mayu:私のPVのときの衣装が下に白いラインが入っていたので。どこかに白要素を入れてみようと思っていたので、今回は思い切ってガッツリ白を入れてみました。


──Tom-H@ckさんの色によってMayuさんも変わるかもしれない?

Tom-H@ck:そうですね。僕が白になって彼女が黒になるかもしれない。

Mayu:逆に、カラーチェンジ方式が私にも連動していくかもしれないという(笑)。

Tom-H@ck:Mayuちゃんは塗るわけじゃないからね?僕だけ「なんか変なやつがいる」っていう。

──カラオケで「L.L.L.」を歌うときのコツがあれば教えて下さい。

Mayu:純粋に楽曲として難しいなと思っていて。歌詞が英語に聴こえるような日本語とか、何を言っているかわからないようなところがとても多いのと、大半を英語が占めているという点で、歌詞が難しいと思います。それとキーも高いし曲も速いので、とりあえず自分が「オーバーロード」のアルベドというキャラクターになったつもりになって歌うのが一番良いんじゃないかと思います。自分が狂気をはらまないとついて行けないような曲なので(笑)。自分がキャラクターになりきるくらいで楽しんでいただきたいです。

Tom-H@ck:Mayuちゃんが今回良い歌を残してくれているので、それに匹敵するように歌うにはどうしたら良いんだろうね?もう練習してくださいとしか言いようがないですね(笑)。

Mayu:私自身、色々迷走してこの歌い方にたどり着いたので。

Tom-H@ck:そうだよね。攻撃的な言葉が至る所にあるので、例えば2コーラス目の「冗談じゃない」とか。そういうところも、本当に冗談じゃねえよってくらいのことを思って歌うように言ってたので、それくらい感情移入して歌うと意外と表現できるんじゃないかと思います。

Mayu:(かわいらしく)「冗談じゃない」じゃなくて(語気を強めて)「冗談じゃない!」くらいで(笑)。それくらい感情移入すればより良く歌えると思います。

──今後はどんなことを目指して活動していきますか?

Tom-H@ck:Mayuちゃんの才能は本当にすごいものだと思うので、それを僕の音楽と融合させて、やっぱりみんながやったことが無いもので、ムーブメントを興したいなと思っていますね。これは本当に一番の目標で。みんなが今までやったことがないことを目指して僕はやって行きたいですね。

Mayu:今回の2曲は、さっきTomさんがおっしゃっていたように「端と端」みたいな楽曲だったんですけど、作品に携わる携わらない関係なく、色んな表情の楽曲を歌って行きたいなと個人的に思っています。Tomさんの楽曲と私の歌が合わさったときに、新しくもので且つ色んな表情というのを、みなさんに少しでも多く聴いて頂きたいです。ライヴ活動もそうですけど、幅広い楽曲をみなさんに聴いていただけるように活動して行きたいです。

──BARKSをご覧のみなさんに一言ずつお願いします。

Tom-H@ck:音楽マニアの方も世の中にはいっぱいいると思うので、そういう人たちもお応えできるように、なおかつ大衆性もありつつ受け入れられるような、色々な魅力が集まった音楽を作ってライヴ活動をおこなって、みなさんにお耳に届くようにしますので、ぜひぜひ期待してください。

Mayu:BARKSをご覧になっている方で、アニメが好きな方は今回の作品もご存じの方も多いかと思うんですけど、そういう方はアニメ作品を彩るひとつの色として曲を楽しんでいただけたらと思います。そうじゃない方にも、アニメソングとかの垣根やジャンルを関係無しに、純粋にひとつの楽曲として聴いていただきたいですね。今回のデビューシングル1枚だけでも、新しいものを提示できたんじゃないかと個人的に思っています。デビュー曲をはじめ、今後の曲も純粋にMYTH & ROIDというユニットが生み出した音楽として、ぜひ楽しんで聴いて頂きたいなと思います。

取材・文・写真●岡本貴之

リリース情報

TVアニメ「オーバーロード」エンディングテーマソング『L.L.L.』
発売中
ZMCZ-10180 1,200円(税別)
CW「The first ending」

TVアニメ「オーバーロード」オンエア情報

AT-X、TOKYO MX、テレビ愛知、サンテレビ、KBS京都、BS11にて2015年7月7日より 放送開始

AT-X 7月7日より 毎週火曜日 夜11:00~
AT-X(リピート放送) 7月9日より 毎週木曜日 午後3:00~
7月12日より 毎週日曜日 夜8:00~
7月13日より 毎週月曜日 朝7:00~
TOKYO MX 7月8日より 毎週水曜日 深夜0:00~
サンテレビ 7月8日より 毎週水曜日 深夜0:30~
KBS京都 7月8日より 毎週水曜日 深夜1:00~
テレビ愛知 7月8日より 毎週水曜日 深夜2:05~
BS11 7月9日より 毎週木曜日 深夜0:00~
※ 放送日時は変更になる可能性がございます。

カラオケ楽曲情報

楽曲名:L.L.L.
歌手名:MYTH&ROID
DAMリクエストNo.3737-92


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