【ライブレポート】PUFFY、T.M. Revolutionに説教!? “ワケアリ”ライブは大成功
後攻のPUFFYは、TMRが見せた豪快なパフォーマンスの真逆をいくマイペースなステージを展開。「赤いブランコ」、「海へと」、「サーキットの娘」といったヒット曲や人気曲を、芯がありボトムの引き締まった演奏と共に聴かせた。MCでは「愛の説教部屋」というイベントタイトルらしく、西川に対する説教を展開。「なんで(西川はライブ中に)脱ぐんですか?」と大貫が言えば、「脱いだ時の歓声が一番でかかった。“にしかわきんに君”に改名すればいいのに」と吉村が当意即妙に返す。こんなところにデビュー19年のチームワークを感じる。こんな具合に、演奏時間よりも喋ってる時間の方が長いんじゃないかと思うぐらいの爆笑トークが続くが、パフォーマンス自体がダレることはない。デビュー以来ずっと貫いてきたこのスタイルはもはや職人芸の域に達している。「ブギウギNo.5」や「渚にまつわるエトセトラ」といった人気曲で大いに盛り上げたあと、最後は「アジアの純真」で60分のステージを終えた。
アンコールでは、最初にステージに現れた大貫が吉村を呼び込む。すると、大貫とお揃いのTシャツとジーパン姿の西川が現れ、会場は爆笑の渦に。そして、「これが私の生きる道」を2人で歌いきり、最後は吉村を含めた3人でTMR「HOT LIMIT」を熱唱した。こんな3人の姿が拝めるなんて、10年前に誰が想像しただろうか。
この対バンイベントはデビュー20周年の来年後半まで不定期に続くという。今日の成功を受けて、今後の企画内容にもかなりの期待が集まるだろう。
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Text by 阿刀“DA”大志
Photo by 板橋淳一
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◆PUFFY オフィシャルサイト
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