TASCAMのハイレゾ対応波形編集ソフト「TASCAM Hi-Res Editor」の待望のMac版が無料配信スタート

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ティアックは、DSD 11.2MHz/PCM 384kHz 32bit対応の波形編集ソフトウェア「TASCAM Hi-Res Editor」 Mac版をTASCAM(タスカム)ブランドで無料配信を開始した。

6月にWindows版の配布が開始され、その登場が待たれていた「TASCAM Hi-Res Editor」。Mac版がいよいよリリースとなった。Mac版もWindows版と同様、無料での配信となる。

「TASCAM Hi-Res Editor」は、2チャンネルまでのDSD/PCMのハイレゾファイル編集が可能なソフトウェア。DSD/PC相互のファイル変換やサンプリング周波数などの変換のほか、ファイルの分割や結合が可能。さらにイン点・アウト点で指定した区間の変換/書き出しも可能。画面に表示された波形を見ながら設定ポイントを直接操作することができる。

DSDファイルの基本的な編集が行えるので、TASCAMのステレオマスターレコーダー「DA-3000」で収録したDSDファイルの活用範囲はさらに広がる。曲間なしで録音されたDSDファイルの曲ごとの分割、ファイルの結合、さらにはDSDで収録した音源ファイルをPCMに変換することも可能。加えて、TEACのハイレゾ再生USBデュアルモノーラル・D/Aコンバーター「UD-501」や「UD-503」、ポータブルヘッドホンアンプ「HA-P90SD」などでの再生用ファイルの編集にも活躍する。

DSDは2.8MHz/5.6MHz/11.MHzに対応、PCMは44.1k~384kHz/16、24、32ビットに対応。対応ファイルフォーマットはDSDがDSF(.dsf)、DSDIFF(.dsd)、PCMがWAV(.wav)。なお、Mac版ではDSD 11.2MHzのファイル編集・書き出しが可能だが、モニター時はDSD 5.6MHz以下に変換されて再々される。対応OSは Mac OS X 10.9(Mavericks)、OS X 10.10(Yosemite)。


▲2つのファイルの結合(左)、DSD-PCM相互変換、サンプリング周波数変換が可能(右)。

製品情報

◆TASCAM Hi-Res Editor
価格:無料
Mac版 配信開始日:2015年8月5日

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