佐香智久、「ゲッタバンバン」をカラオケパーティーで熱唱

【インタビュー】佐香智久

──おつかれさまでした！アットホームで楽しいイベントでしたがいかがでしたか？

佐香智久（以下、佐香）：すごく楽しかったです！みなさん優しくて。

──カラオケイベントは初めてですか？

佐香：初めてです。なんだかあの距離感だったので、6年前くらいに受けたオーディションみたいな気分でした（笑）。最初は緊張したんですけど、段々慣れて楽しくできました。

──トークもすごく楽しかったです。佐香さんは10代の頃は内向的だったそうですが、最近は変わってきた感じなんですか？

佐香：もう全然。むしろそれがあったからこそというか。自分で勝手に決めつけていただけで、別にみんなそんなに怖いわけじゃないんだなって（笑）。それが歌を歌うことでわかってからはすごく喋るのが好きになりました。

──そういう変化があったからこそ「ポケットモンスター XY」オープニングテーマを歌うことにもつながっているんですね。

佐香：そうですね、ポケモンにもすごく感化されてすごく明るく前向きになりましたね。

──「ゲッタバンバン」は10枚目のシングルであり「ポケットモンスター XY」オープニングテーマということで、佐香さんのキャリアの中でも大きなものになったと思うのですが、やはり感慨深いものがありますか？

佐香：やっぱり、前々から大好きなポケモンでしたから、まさか今回ポケモンの主題歌を歌えるなんて夢にも思っていなくて。「歌えたらどれだけ幸せだろうなあ」と思っていたので本当に感無量というか、これ以上の幸せはないんじゃないかというくらいの喜びですね。

──その気持ちが元気いっぱいに振り切れたダンスにも表れていますね。

佐香：そうですね（笑）。僕も楽しく毎回踊っています。

──カラオケではご自分の曲は歌わないとのことでしたが、一緒に行った友達が歌うことなんかはあるんじゃないですか？

佐香：ああ、ありますね。僕の曲を友達が入れたら大合唱みたいな感じで、僕も恥ずかしながら最後はノリノリで歌っちゃいます（笑）。

──「ゲッタバンバン」はそういうみんなで楽しめるところを意識して作詞したんですか？

佐香：「ゲッタバンバン」は子供たちもカラオケですごく歌ってくれているらしくて。そうしてもらえるように作ったので、歌ってもらえてなによりです。

──2年ぶりとなるオリジナルアルバムである2ndアルバムを7月22日に発売したばかりですが、アコースティック・ギターの弾き語りの「電車」やオートチューンを使ったボーカルの「少年とロボット」も入っているなど、色んなタイプの楽曲が収録されていますね。

佐香：アコースティック・ギター1本で聴いてもらえる曲もあればすごくハッピーになれる曲、背中を押すような曲もあって、マイナーチックな曲もあるので、なんだかすごく自分らしさが出ている1枚なんじゃないかと思います。聴いてもらえれば佐香智久という人間がどんな人間なのかすぐにわかるアルバムですね。

──「未来の僕へ」という曲がありますが、未来の夢や目標はありますか？

佐香：僕は曲を作るときは1対1で「君と僕」みたいなイメージで曲を作ったりするんです。ライヴのときもそうなんですけど。だから目の前に1人のお客さんがいようと10人いようと100人いようと1000人いようと、あんまり気持ちは変わらず1対1で歌ったり曲を作ったりするんですね。そういう、“誰かのために歌を歌いたい”という気持ちをずっと変わらずにこれからも持っていたいなあというのが1番の目標ですね。そうしていればいつかは大きいステージに立つという目標も見えてくるんじゃないかなって信じています。

──8月23日から全国5か所（名古屋・福岡・札幌・大阪・東京）と初の台湾ワンマン・ライヴを含めたツアーをおこないますね。台湾では初めてのライヴですか？

佐香：海外では初めてのワンマン・ライヴなんです。やはり日本語があんまり通じないので気合いの入った一発ギャグでも持って行こうかなって（笑）。

──言葉が通じなくても「ゲッタバンバン」は盛り上がりそうですね。

佐香：そうですね、ポケモンというのは全世界共通語みたいなものなので。

──「ゲッタバンバン」も含めて、カラオケで佐香さんの曲を歌うときのコツがあったら教えてもらえますか？

佐香：僕はカラオケって2パターンあると思っていて。「自分が発散するパターン」と「まわりを楽しませるパターン」と。後者だとちょっと気を遣うというか（笑）。でも歌うことって自分の発散もそうなんですけど、一緒にいる人も楽しませるのもカラオケの良いところだなと思っているので。横にいる人を楽しませるとか感動させようという気持ちで歌うことで、より自分の中のストレスも出て行くんじゃないかと思います。ぜひみなさんも「ゲッタバンバン」をカラオケで歌って楽しんでください！

取材・文・写真●岡本貴之