ピート・ドハーティ「気づくのが5秒遅い…それが依存症」
ピート・ドハーティが自身の体験から依存症について語った。彼は「ドラッグのない人生のほうがいいに決まってる」とわかっていながらも、衝動に駆られたときはいつも、それに気づくのが5秒遅すぎたそうだ。
◆ザ・リバティーンズ画像
彼は『Q』誌のインタビューでこう話した。「“問題は…”って言うとこだったけど、問題じゃないんだ。それ(ドラッグ)がないほうが人生はいいに決まっている。ジレンマだよ。それを理解し(ドラッグが)必要だって思ったときに思い出すべきだ」
「誘惑に屈したとき、5秒後には遅すぎたって気づく。そして同じことを繰り返す」「だから、病気なんだ。異常なんだよ。脳が機能していない。同じ道を何度も滑り落ちているがために、ほかの方向へ進めなくなってしまっているんだ」
そして依存症は、いろいろなものを犠牲にすると話した。「(ドラックは)金がかかる。でも、それだけじゃない。健康にも歯にも悪いし、愛する人達、家族、子供たちだって犠牲にする」
2014年、初めて自らの意志でリハビリ施設に入院し、依存症を克服した彼。この春友人の死をきっかけにまた手を出したが、それも乗り越えたといわれている、カール・バラーは、この先なにが起きるかわからないが、リバティーンズのメンバーはピートの力になりたいと、頼もしい言葉を残している。
リバティーンズは、現在、ヨーロッパのフェスティヴァルに出演中。9月には11年ぶりとなる新作『Anthems For Doomed Youth』をリリースする。
Ako Suzuki
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