風男塾がカラオケパーティを開催、カラオケバトルでファンを巻き込み罰ゲームでハプニング発生
2015年6月13日(土)、東京・品川のビッグエコー港南口店で<男装ユニット風男塾カラオケパーティ>が開催された。カラオケルームで風男塾の7人と間近に触れ合えるというこのパーティには、10組20名のラッキーなファンたちが招待され、風男塾とともにカラオケを楽しんだ。
このパーティは、カラオケの「DAM★とも」のプレゼント企画として開催されたもので、ここに招待されたのは、3月に発売された風男塾のマキシシングル「瞬間到来フューチャー」をカラオケ店舗でDAM★とも動画またはDAM★とも録音して応募した熱心な風男塾ファンの中から選ばれた20名だ。会場となったビッグエコー品川港南口店のスペシャルルームは、内装もゴージャスで、カラオケルームとしては広めの部屋だが、ファン20名とスタッフが入ってぎっしりの状態。しかも風男塾と至近距離で接することができるイベントだけに期待が高まり、開始前から熱気が渦巻いている。そこへ司会者が“今日はめったにない密室ですので存分に楽しんでください”などと煽るものだから、風男塾が登場する前から悲鳴のような歓声が上がった。
すっかり空気が出来上がったところへ風男塾が登場、さらに大きな黄色い歓声が上がる。“はぁー!こんにち波! オレたち風男塾です!”とお決まりのあいさつからパーティがスタート。“テンション上がってるかーい! こんな近いところ、こんな少人数っていうのはレアのレア。みんなで一緒に歌いながら盛り上がって、楽しんでいってください!”と赤園虎次郎。
“いつものライヴとは違いますけど、心は込めますから!”と言うと、さっそく今回の課題曲にもなった「瞬間到来フューチャー」をカラオケで披露。広いスペースはないので激しいダンスこそなかったが、メンバー全員がその場で飛び跳ねながらノリノリで熱唱し、ファンはみんな一緒に大声で歌う。そして見どころはやはりソロパート。4本のマイクをメンバー7人でリレーのように回しながら、テンション高く次々にたたみかけると、ひときわ大きな歓声が上がった。
1曲を歌い終えると、ここからは風男塾がカラオケでバトルを行なう“紅白カラオケ精密歌合戦”。メンバー7人が紅白2組に分かれ、風男塾の曲を交互に1コーラスずつカラオケで歌う。そしてDAMの“精密採点”機能で採点し、その合計点数で勝敗を決めるというものだ。紅が赤園虎次郎、愛刃健水、青明寺浦正の3人、白が雪村涼真、瀬斗光黄、緑川狂平と仮屋世来音の4人というチーム分けが決まったが、“みなさんはどちらが勝つかを予想してください。的中すればプレゼントをもらえるかも”という赤園虎次郎の言葉に、客席からは“えー?わからないよー”と声が上がる。誰もが、どちらにしようか長いこと悩んでいたが、その間にもステージでは“そっち4人だからこっちが不利じゃん”とか、“こっちは健水がいるからね”、“それが吉と出るか凶と出るかわからないよ”、“みんなアホやなそっち選んで”、“こっちはチームワークで勝負だ”など舌戦が繰り広げられ、そのたびに爆笑に包まれる。
そして白組先攻でバトル開始。まずは瀬斗光黄が“とりあえず普通に歌いますよ”と「男装レボリューション」を選択。パワフルな歌いっぷりで82.859点を叩き出す。続いて紅組は愛刃健水が「人生わはは!」を選んだのだが、イントロが流れてくると途中からどうも様子がおかしい。なんと白組メンバーがデンモク(選曲などを行なうカラオケ用のリモコン)をいじって、テンポをめちゃくちゃに速くしてしまったのだ。しかし愛刃健水はまったく動じず、なにもなかったようにすさまじい早口で歌い始めたので、メンバーも客席も大爆笑。すごいテンポにも関わらずきちんとビブラートも効かせ、82.735点をマークして喝采を浴びた。
2戦目の白組は緑川狂平が「BE HERO」を艶っぽく歌って83.474点を出し、紅組は赤園虎次郎が「Love Spider」をのっけから強烈なビブラートを効かせて歌い、87.825という高得点を獲得。そして3戦目は順序を入れ替えて紅組から、青明寺浦正が「同じ時代に生まれた若者たち」を選択。力強く歌う青明寺浦正に、紅白両チームのメンバーから“浦正!、浦正!”と合いの手が入って大いに盛り上がり、85.226点をゲットした。
ちなみにカラオケの採点では、フルコーラス歌ったほうが高得点になる。しかし今回は全員が1コーラスのみだったのにも関わらず、80点台を叩き出している。これはかなりの高得点といえる
ここでこれまでの集計が明かされ、白組は次に89.453点を取れば同点となることが発表された。これを受けて、白組の最後は雪村涼真と仮屋世来音の二人で「無敵!夏休み」を選択。しかし、今度は紅組メンバーがデンモクでいたずら。テンポを超スローにしてしまった。雪村涼真と仮屋世来音は“遅いよ!”と文句を言いながらも、盆踊りのような節回しに演歌のようなコブシでコミカルに歌い上げた。結果は85.451点。
ここまでの合計は紅組が255.786点、白組が251.784点となり、約4点差で紅組勝利、と思ったのだが、それで終わりではなかった。白組から“ハンディがあった”と意味のわからないクレームがつき、勝負は延長戦に突入することに。“せっかくだからお客さんも巻き込もう”という雪村涼真の提案で、追加でもう1曲、ファンの中から4人ずつを選んで一緒に歌ってもらうことになった。
最終対決の曲は両チームとも「チェンメン天国(パラダイス)」。みんなで一緒に歌いながら、この曲のハイライトである赤面モノのセリフをファンが一人ずつ担当する。これが大いに盛り上がった。すぐそばまで近寄った風男塾メンバーにじっと目を見つめられ、照れながらもみんなしっかりとセリフを決めたし、サビは大合唱となって両チームともエキサイトしまくった。採点の結果は、紅組が74.587点、白組79.633点。総得点は紅330.373点、白331.417点で、白組の逆転勝利となり、白組勝利を予想したファンには、サイン入りポスターがプレゼントされた(閉会後、特別なはからいで、紅組の勝ちを予想したファンにも同じポスターがプレゼントされた)。
敗者となった紅組の3人には、罰ゲームが待っていた。3人にはトマトジュースが運ばれてきたのだが、このうちの一つだけがハバネロ入りの激辛ジュースなのだ。誰に当たるのかと、全員が固唾をのんで見守る中、“せーの”で口にしたとたん、愛刃健水と青明寺浦正の二人が顔を歪めた。実際は浦正が飲んだジュースだけがハバネロ入り。それなのに健水が“辛い!辛い!”と言い出したものだから大混乱に陥った。どれが本当に辛かったのかを確かめようと、みんなが“どれどれ”と3つのグラスに口をつける大騒ぎ。結局、メンバー全員がハバネロ入りを口にして悲鳴を上げ、水を求めて進行がいったんストップしてしまうというハプニングに発展してしまった。
ノドの痛みが収まるのを待って、最後は風男塾が再び「チェンメン天国(パラダイス)」を、今度はフルコーラス披露。メンバーは歌いながら客席を歩きまわってくれたし、セリフは担当メンバーをシャッフルして、いつもは言わない他メンバーのセリフを、いつも以上に感情たっぷりに決めてくれたから、客席もこれまで以上に大興奮。大声で一緒に歌うファン、手元のタンバリンやマラカスを振りまくるファンもいれば、至近距離でメンバーと目が合って失神しそうな表情を浮かべるファンもいた。歌い終わると赤園虎次郎が“ホントに楽しかった。ありがとう。これからもカラオケで風男塾を歌ってください。次はツアーの会場で会いましょう”と締めくくり、その後全員で記念撮影を行なってパーティは終了した。
風男塾への特別インタビューは次ページから。
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