セバスチャン・バック「ケータイなんかしまっとけ」

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セバスチャン・バックが、コンサートで携帯電話をいじっているオーディエンスにもの申した。

◆セバスチャン・バック画像

彼はSiouxcityjournal.comのインタビューで、「その瞬間を楽しめ」と話した。「(ケータイをいじっている)連中は集中してない。パフォーマーだって気が散る。ケータイなんかしまっとけ! あとでその映像見ることなんかないんだから」

「もし俺が結婚式に行って歌ったら、次の日には(ヘヴィ・メタル/ハードロック・サイト)Blabbermouthにニュースが載って、みんながああだこうだ言い出すだろ。それって、バンドを観るにはホントに後ろ向きな方法だ。俺がステージに上がって最初に目にするのは、みんながケータイ取り出して俺に向けているところだ。ウンザリするときがある。脅威に感じるよ」

また、彼は昔、ヴァン・ヘイレンのコンサートを観に行ったときのことを回想し、「デイヴが“歌詞、忘れちまった!”って叫んだことがある。俺ら、“忘れやがったな!”って返したよ。サイコーだって思った」ことがあったそうだが、いまならケータイで録画された映像がインターネットで拡散し、その場にいる人たちは楽しんだ出来事や音楽を、完璧ではないと非難する人が現れかねないと話した。

携帯電話事業者T-Mobileが行った調査によると、コンサートの最中オーディエンスの47%がケータイでメールやテキストを送受信し、32%がソーシャル・メディアにアクセスしているそうだ。

Ako Suzuki
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