【ライブレポート】三浦大知がFC限定ライブ。「僕は、ステージに住みたい。家賃いくらだろう。」
三浦大知のFCツアー<DAICHI MIURA FANCLUB EVENT 2015>追加公演が、去る6月7日に豊洲PITにて開催された。本稿では、この日のライブの模様を掲載する(なお写真は、5月31日に行なわれた昭和女子大学 人見記念講堂での同イベントのものとなっている)。
◆三浦大知のFCツアー<DAICHI MIURA FANCLUB EVENT 2015>画像
FCツアーの1曲目は、ソロデビュー曲「Keep It Goin' On」からスタート。ステージ上に写し出される17歳の大知と、27歳になった2015年の三浦大知がシンクロしていく。
さらにそのまま、「Free Style」「Southern Cross」へ。「No Limit」ではタオル回しに呼応するように大知自身もスピニング。めくるめく展開で「Flag」では笑顔も見せてs**t kingzと一糸乱れぬダンスで魅せていく。
会場を埋め尽くしたファンを眺めて、頷く。そして、「奥までものすごく。みなさんようこそ! もう、言葉は要らない感じですね。みなさんのパワーがすごくて。」
三浦大知としてデビューして10周年。もっとも、10周年のイベントについては、当初は「あまり考えていない」と話していた大知だったが、とはいえ、10年続けてくれたファンに感謝の気持ちを伝えるため、“卒業アルバムをみんなの前で開く”恥ずかしさを堪えながら企画されたのが、今回のファンクラブツアーだった。ちなみに公演では、大知がリリースした全シングル曲を含めた楽曲が披露される。
大知が初めてコレオグラフを担当した「Inside Your Head」に“Dr.K”とコラボした「Your Love」、そして「Delete My Memories」に「The Answer」と、緩急をつけたストーリー仕立てで魅せていく。
「いやー、楽しい。みなさんとだったら最高のライブになるんじゃないかな。みなさんからのパワーをパフォーマンスで返していきたいなと思います。」
「振り付けを作りたい!」という欲求から振り付けを始めたという“時空を切り裂く<なぜうまく>”の解説付きで「Inside Your Head」の思い出話を挟んで、椅子を使った「Lullaby」。大知自身にとっても癒やしの曲であったこの曲で、会場を心地よさで満たしていく。
leccaと共作した「Turn Off The Light」で、激しいパフォーマンスを見せると、s**t kingzのパフォーマンスタイム。シルエットの映像とダンサーがコラボレーションするという演出で、世界レベルのダンスを見せつければ、会場からも大きな歓声が沸き起こる。
マイクを腰の位置まで離して、豊洲PITの隅々まで(ほぼ)地声で届けた「Two Hearts」。そして「Voice」。序盤こそ、珍しく若干喉の調子が悪いのかとも感じさせたが(ただ参考までにお伝えしておくと、三浦大知は「風邪をひかない」とは本人談)、この頃には完全に本調子。いつもどおりの汗だくになりながら、歌声も熱を帯びていく。
赤いライトに浮かび上がる大知から、激しいダンスナンバー「Right Now」。大知がステージを上手下手に動き回り遠慮なくいくと、熱いフロアはハンズアップで応える。さらに映像演出とも相まって、空間に浮かび上がる大知。そのまま「GO FOR IT」。すでに上がりきった会場のボルテージをさらに高めていく。こう書くと矛盾しているように思うかもしれないが、無理に思われるようなことを(割りとあっさり)やってのけてしまうのが、三浦大知という人なのである。
「すごく僕は“めがまれてる”……恵まれてるなぁと。」と、噛んでおきながら、「Wikipediaから<ライブのMCで噛むことが多く、一種の名物になっている。>っていうの消してほしい。」と、言い出して会場を笑わせる大知。そして、「僕は、ステージに住みたい。家賃いくらだろう。」という表現で、ライブの楽しさを伝えていく。言うまでもなく、我々が“三浦大知のライブが楽しい”と感じるのは、大知自身が誰よりも楽しんでいるから。波紋のような楽しみの伝播がステージ上から会場へと広がっているのである。
さてここで、豊洲公演における三浦大知のシングル曲ランキングが発表される。会場に集ったファンのアンケートをもとに選ばれた1位は最新曲「Unlock」(2位「The Answer」 3位「Turn Off The Light」 4位「Inside Your Head」 5位「Lullaby」)。そして、アルバム曲・カップリング曲ランキングはメドレー形式で発表。5位は「Bring It Down」、4位「Knock Knock Knock」、3位「Half of You」、2位「Twinkle Shiny Star」、そして1位は「Drama」。ちなみに大知曰く「ダントツで1位」だったそうである。
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