手のひらサイズで超カワいいのに本格的なサウンドを誇るシンセサイザー「Pocket Operator」シリーズ登場

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メディア・インテグレーションから、Teenage Engineering社の「Pocket Operator」シリーズの3機種が、6月中旬より発売される。

「Pocket Operator」シリーズ(POシリーズ)は、スウェーデンのシンセメーカーTeenage EngineeringとファッションブランドCheap Mondayのコラボにより誕生した超小型シンセサイザー。たった一枚のボードの上に絶妙に部品を配置することで、コンパクトでも多彩な機能を楽しむことができる。

ポケットに入るサイズの本体は、80年代に人気を博した携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」のようなモノクロ液晶グラフィックスとむき出しの基板・スイッチで構成。この小さなボディに本格的なシンセサイザー・エンジンを搭載する。重要でセンシティブな部品はLCDディスプレイの下に配置することで、ケースなしでも使うことができるのがポイント。ケースにかかるコストを節約することで、高品質な部品を使い、高音質と低消費電力を実現。ディスプレイの裏の空間は、スピーカーの箱の役割も兼ねている。


ラインナップはドラムマシンの「PO-12 rhythm」、ベースシンセの「PO-14 sub」、メロディ/リードに特化した「PO-16 factory」の3機種。いずれもスピーカー内蔵、アラームクロック付き。POシリーズ同士のシンク、パンチイン・エフェクトも可能となっている。1台1万円以下というリーズナブルな価格も魅力だ。各モデルの概要は以下のとおり。

●PO-12 rhythm
 16ステップのシーケンサーと16種類のサウンドを搭載したドラム・マシン
・シンセエンジンによるドラムサウンド
・サンプリングのドラムサウンド
・ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のパンチイン・エフェクト
・ステップの複製機能
・フィルイン

●PO-12 sub
 16ステップのシーケンサーと15種類のサウンド+1ドラムマシンを搭載したベース・シンセ
・FM、サブトラクティブ、ウェーブテーブル、弦のフィジカル・モデリングのシンセエンジンを内蔵
・ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のパンチイン・エフェクト
・16のパンチイン・ベース

●PO-16 factory
 メロディ/リードに特化したシンセサイザー、15種類のサウンド+1ドラムマシンを搭載
・メロディ/リードに特化したシンセサイザー、16種類のサウンド+1ドラムマシンを搭載
・FM、サブトラクティブ、ウェーブテーブル、弦のフィジカル・モデリングのシンセエンジンを内蔵
・ディレイ、ビットクラッシャー、フィルターなど16種類のパンチイン・エフェクト
・16のパンチイン・アルペジオ、コード

●3モデル共通
・パラメーター・ロック機能
・自動コンプレッサー
・ハードウェア・リミッター
・16ステップ・シーケンサー
・16パターン
・16パターンのチェイン機能
・時計
・アラーム時計
・オーディオ信号を使って他のシンセとシンク可能
・3.5 mm オーディオ入出力
・ユニークなアニメーションが楽しめるLCDディスプレイ
・折りたたみスタンド
・スタンバイモードで2年間使える省電力


製品情報

◆PO-12 rhythm市場予想価格:9,800円(税込)
◆PO-14 sub市場予想価格:9,800円(税込)
◆PO-16 factory市場予想価格:9,800円(税込)
発売日:2015年6月中旬

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