【インタビュー】Robert de Boron「輝いている人間というのはみんな熱い」

── 今後はどんな活動をお考えですか？

Boron：Robert de Boronの名義じゃなくて良いから、日本人のボーカリストで完全プロデュース・アルバムをやりたいですね。絶対売れるから、お金になるし（笑）。

── それ毎回言いますね（笑）！

Boron：ははははは！ でも色が中途半端なものはやりたくないんですよ。やっぱり“やる！”って言う人間に対してこっちも情熱を傾けるわけですから、それくらいのパワーが欲しいですよね、やる側にもね。だから俺は別に何にも問わないですよ、本当に。やりたいという意思とビジュアル的なところももちろんだけど、あとはスキルが「これくらいのキーは出なきゃだめだよ」とか、当たり前のレベルをクリアされてれば、あとはやっぱり熱さですよね。「やるぜマジで！」みたいな。最近本当に欠けてるのはそこだと思う。

── 意外とそういうところは体育会系ですね。

Boron：いやもう、バリバリそうですね。精神論大好きというか。昔はけっこうそういうのが苦手なタイプで好きじゃなかったんですよ。でも行き着くところは愛しているか愛してないかだと思うんですよね。自分がやりたいんだっていうことに対して、愛もなにもなければ成就しないというか、スペシャルにはなれないから。アーティストでもすごいレベルに到達している人間には、そういうところはあると思いますね。輝いている人間というのはみんな熱いですよ。

── なるほど、では最後に一言。

Boron：4枚目のアルバム『Dreams in Static』是非手にとって、聴いて優しい気持ちになってください。ナイスなアルバムです。ぜひ！

取材・文　岡本貴之