【ライブレポート】吉川友がバースデーライブで17分超えの新曲披露。解散発表のキマグレンには瞳を潤ませる
吉川友が、23歳のバースデーライブを5月5日に新宿BLAZEにて開催した。
◆<吉川友 7大都市ツアー2015 ~友言実行!~>東京公演 画像
<吉川友 7大都市ツアー2015 ~友言実行!~>の東京公演でもあったバースデーライブ。オープニングアクトとしてアップアップガールズ(仮)が会場を温めた後、満を持して吉川友が登場する。彼女のデビュー曲「きっかけはYOU!」からスタートした夜公演では、集まった友フレ(吉川友ファン)に「ハッピバースデートゥーユー」の合唱を強要するトークを繰り広げなつつ、シングル曲やライブでの盛り上がり曲を次々に披露していく。
今回のツアーでは、吉川友初の試みとして、アカペラに挑戦している。本公演でチョイスされたのは「八月の花火」。友フレならご存知のとおり、この曲はキマグレンが吉川友のために提供した楽曲だ。キマグレンと吉川友は、2013年「カフェオーレ」のCMできっかレンを結成し活動。配信限定のシングルや渋谷ジャック、音霊でのライブなどを行なった。ソロアイドルとしてデビューしたきっかにとっては久しぶりのユニット活動ということもあり、キマグレンのふたりからはたくさんの刺激を受け、お兄ちゃんのように慕っていた(結成間もない頃のインタビューでは珍しくきっかが借りてきた猫のようになっていたりもした)。
そして、2015年。キマグレンは解散を発表。「八月の花火」歌唱前にきっかは、そのことにも触れる。
「先日、ニュースでキマグレンさんが10年目を期に解散することを発表されました。キマグレンさんは、私、2年前の夏にカフェオーレのCMで共演して、そしてきっかレンとしても、一緒にキマグレンさんのツアーに出させていただいたり、渋谷をジャックしたり、そしてキマグレンさんが経営している音霊、海の家で……多分、キマグレンさんと一緒に活動してから、海の前でライブすることが多くなったんですよ。海が好きになりました。こんなワガママな吉川友を、変な行動とか適当なこと言って周囲を困らせている吉川友を見捨てることなく、『はいはいはいはい』と言いながら、お兄ちゃんのように接してくれた。音楽の大切さを教えてくれたキマグレンさん。解散してしまうのはすごく寂しいんですけど、今から、そんなキマグレンさんに作詞作曲していただいた素敵な曲をアカペラでお届けしたいと思います。思い出すだけで涙腺がうるっとしてしまうのですけども、今日は完璧に、素敵な歌をお届けしたいなと思います。」
自由に飲んで食べて育まれたワガママボディーや、アグレッシブにしてエキセントリック&カオティックなトークモンスターっぷりにスポットが当たりやすいきっか。しかし、そもそもボーカリストとしての資質は高く、加えてハロプロエッグで鍛えあげられたこともあって歌唱力は折り紙つき。この日のライブでも、安定感のある歌声と、キマグレンへの想いを込めて瞳を潤ませながらの熱唱で観客を魅了。きっかのアカペラに、会場からは惜しみない拍手が送られた。
そのままガラッと雰囲気を変えて、きっかレンとしてリリースした「カフェオーレのうた」へ。しかも曲の最中に、友フレがたまたま持ってきていた「カフェオーレ」を見つけたきっか。これを有無を言わさずに手にすると、そのまま客席へと降りて、みんなで声を合わせる。なお、この半ば強引にプレゼントしてもらった(?)「カフェオーレ」が、きっかの喉を潤すことに使われたのは言うまでもない。
なお、きっかはキマグレンの7月のラストライブを応援しに行きたいと語るとともに、「できれば、最後、荒らして帰りたいなと。今までの感謝の意味を込めて、ワガママに最後、荒らしてきたいな、と。」と、キマグレンへの最大級の敬意と感謝の気持ちを込めたきっか流の言葉で意気込みを語っていた。
毎週月曜日22時から動画配信サイトShowroomで放送している自身のレギュラー番組にて、「ライブでは他の人の曲を歌ってみたい」と発言していたきっか。ここで、オープニングアクトを務めた盟友・アップアップガールズ(仮)を「大好きな仲間たち」「大好きなアプガ」と紹介しながら、再度ステージへと呼び込む(昼公演では「犬猿の仲」と言っていたはずなのに)。そして跪いて「アップアップガールズさん、いつもお世話になってます。」アプガに感謝の気持ちを伝える。23歳を迎えて“親御さん”から「仕事に関わる人に出会った時は感謝をしなさい」と言われたからというきっか。「(いつもそんなこと言わないから)気持ち悪い!」とアプガに言われつつ、新井愛瞳からは「“感謝をする”っていうのと“ゴマをする”っていうのは違うからね。」と、韻を踏みながら指摘され、会場は大爆笑。「的確だなぁ。」と、きっかも思わず感心したのだった。
きっかは、大好きなアプガの曲の中でも一番好きだという「アッパーカット!」をコラボ。運動量多めなアプガ曲で、会場は一気にヒートアップする(そしてエンディングで森咲樹が勝者を決める前に手を上げ、友フレの「カフェオーレ」に続いて、有無を言わさずに栄光を手にするきっかだった)。
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