【ライブレポート】AAAの10周年記念ツアー、7年ぶり日本武道館公演からスタート。「武道館に帰ってきました!」

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さらに、「前髪がおかしいって? マイク通して言えよ。どんなふうにおかしい? 直して! センターのセンターにいる俺の前髪をさ!」と、西島が真司郎にリクエスト。真司郎が乱れた前髪を直してあげると、にっしーは真司郎の腰に手を回しながら腕にキス(そしてオーディエンスから悲鳴)。それを見ていた千晃が「小学生みたい……。」と、つぶやくと、「何、千晃ちゃん、男は小学生みたいって?」と、西島は次に千晃をロックオン。たまらず千晃が「宇野ちゃん……? 実彩子?」と、宇野ちゃんに助けを求めようとすると、巻き込まれたくない宇野ちゃんは「……なに?」と、横にいながらすっとぼけ。今度は浦田が「でも最近、ちーちゃん口癖のように言うよ。『うちの男たちってさー』って。すごい言う。」と、不満をこぼす。すると千晃、「だって……(男メンバーたちのじゃれあいに)参加したいって思わないもん。」と、一言。これにはメンバーも1万2000人も大爆笑。「だってさ、じゃない? 私が宇野ちゃんにチューとかしたら、おかしいじゃない? 真ちゃんににっしーがしたように。」と、千晃。「あー、そういうことか。」と一同納得する中で、ファンの中から上がる「やってー!」の声。「いやいやいや、『やって』はおかしいでしょ?(笑)」「やるー? やんないよ?(笑)」と、千晃も宇野ちゃんも笑っていたが、一方で、ビジョンに抜かれた宇野ちゃんが、明らかに“千晃の何かを狙おうとしていた”瞳をしていたのを見逃さなかったファンもいたことだろう。

そして「いや、厳密に言うと“男たち”っていう括りが……」「ていうか『うちの西島ってさー』にしてほしい。」と、男メンバーとしての括りではなく西島隆弘のみを括ってほしいというリクエストから、もし西島がAAAにいなかったら、AAAのライブMCは片手で顔を覆いながら「今日も来てくれてありがとう。愛してるよ」という言葉だけになるという架空の話に。するとにっしー、片手で顔を隠す浦田の仕草を真似て「それでは聴いてください……」と、カメラにミステリアスな眼差しを向けながら曲紹介をしてみせる。ところが日高や末吉が、そんなにっしーをカメラに映すまいと邪魔をし始めて、ステージ上は、にっしーを中心としたカメラ遊びへと発展。こんな男メンバーの嬉々として遊んでいる姿を目の当たりにして、客席の1万2000人は、千晃が「うちの男たちってさー」と言いたくなる気持ちを確かに共有したのである。

「すみません。10年経っても僕たち、こんな感じです(笑)。でも、10年間、何も変わらず僕らやってこれたのは、みなさんが応援してくれるからです。これからも20周年目だろうが、30周年目だろうが、こんな感じのAAAでやっていきますので、みなさん応援よろしくお願いします。」── 浦田直也

text by ytsuji a.k.a.編集部(つ)

<AAA ARENA TOUR 2015 10th Anniversary -Attack All Around->での発表

・<AAA 10th Anniversary SPECIAL 野外LIVE in 富士急ハイランド>開催(9月21日~9月23日)
・10月上旬にハワイでのファンクラブイベント開催
・アニバーサリーブック『AAA 10th Anniversary Book(仮)』が7月1日に発売

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◆BARKSライブレポート
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