タスカム、多チャンネル録音はもちろんマイクプリモード、ミキサーモード装備のオーディオインターフェースが登場

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ティアックは、マイクプリ/ミキサー機能を搭載したUSB 3.0オーディオ/MIDIインターフェース「US-20x20」(ユーエストゥエンティバイトゥエンティ)をNAB ShowとMusikmesse 2015で参考出品する。

TASCAMのオーディオインターフェースのラインナップに、USB3.0採用、192kHzフォーマット対応の「US-20x20」が加わることとなった。マイクプリモード、ミキサーモードを搭載することで、DAWでの多チャンネル録音以外にもさまざまな用途で活用できる汎用性の高いオーディオインターフェースとなっている。

音質の要となるマイクプリアンプにEIN-125dBuを誇るUltra-HDDAマイクプリアンプを8基搭載。マイク、ライン入力のヘッドルームは20dBに設定され、ドラムや業務用機器の瞬間的な高レベル入力にも対応可能。AKM製Audio 4 pro ADコンバーターやALPS 製特注ボリュームノブなど、USシリーズ最上位機種ならではの高品位パーツを多数採用し、オーディオ性能を高めている。

特徴的なデザインは、昨年発売の「US-2x2」「US-4x4」同様に著名な音楽制作機器を数多く手がけたドイツ人デザイナーによるもの。わずかに傾斜したアングルドデザインが、ストレスフリーのデスクトップレコーディングを提供する。 また、ラックマウントにも対応可能なアダプターも付属する。


DSPミキサーの搭載もポイント。高性能Blackfinプロセッサーの採用により、各チャンネルにイコライザー/コンプレッサー、さらにリバーブエフェクトを装備。このプロセッサーの恩恵はエフェクトのほか、レコーディングスタジオクラスの制作で必要とされる多チャンネル伝送も実現。44.1kHzフォーマットでは40chのオーディオ伝送が可能、 加えてUSB 3.0を採用したことにより、192kHzフォーマットにおいても24chのオーディオ伝送を実現している。

もう一つ注目すべきは、プロフェッショナルエンジニアの業務形態を考慮した高い汎用性。特に切換を装備したことで、オーディオインターフェースモードのほか、単体でのマイクプリアンプ用途に対応するマイクプリモード、PA/SRミキサーとして活用できるミキサーモードを装備。さらに、アナログだけでなくCOAXIALおよび光デジタル端子によるデジタル入出力、ワードクロック端子によってさまざまな音響機器への接続が可能だ。また、USBオーディオコンプライアンス2.0への対応も見逃せない。

気になる価格、発売予定日などの詳細に関しては、後日改めてアナウンスされる予定。

製品情報

◆US-20x20
価格:未定
発売日:未定

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