【ライブレポート】「あとは攻めるだけ」 THE ポッシボー、移籍第一弾シングル発表。つんく♂作詞曲も
THE ポッシボーの全国ツアー< THE ポッシボー LIVEツアー2015春~見ごろ食べごろポッシごろ♡~>が、4月11日、千葉県にあるライブハウス柏PALOOZAでスタートした。初回公演では、事務所およびレコード会社移籍があらためてファンに報告され、さらに移籍第一弾となるトリプルA面シングル「Never Never Give Up/表参道/二子玉川」(曲順未定)のリリースが発表された。
◆THE ポッシボー 全国ツアー初日・柏PALOOZA アンコール 画像
本編を全力で駆け抜けた後のアンコール。リーダー・岡田ロビン翔子の口から、まずは事務所がTNXからアップフロントクリエイトに移籍したこと、そしてレーベルがバージョンミュージック(ビクターエンタテインメント)からピッコロタウン(アップフロントワークス)へと移ったことが、その素直な気持ちとともに集まったファンに報告される。
「まぁ、正直ね、去年、全国をコツコツ回ってきて。奇跡的にポッシボーが、あのポッシボーがよ? サンプラザ埋めて、私はここからね、ポッシボー、トントントンッて行くのかなってちょっと調子に乗ったら、鼻をぽきっと折られた感じで。まぁ、なんか、人生いろいろあるなー、なんて思いつつ。このサンプラザ終わってからの約4ヶ月は、ファンのみなさんに会える機会もグンと減っちゃって。なかなか会える機会も少なくなって、みんなの期待にも応えられないし。ファンのみんなが何考えてるのかなって思って、Twitter見たりしたんです。でも、ちょっと不安になった時期もあったけど、けど、こうやってポッシボー、クビにならずに移籍先も決まって。あとは攻めるだけだなと思ってます。ここまできたらさあ、勝ちたいじゃん? 活動やって9年目。この5人でいろんなこと乗り越えてきたじゃん。もうちょっとやそっとのことで、くじけてる場合じゃないんですよ、ポッシボーは。なので、こっからは新たに気持ちを切り替えて、大好きなみんなと、ファンのみんなと、一緒に見たい景色があるので。私、去年言った台詞、忘れてないので。みなさんこれからも温かい応援をよろしくお願いします!」── 岡田ロビン翔子
さらにロビンからはサプライズ発表が。「THE ポッシボー、約1年4ヶ月ぶりに……シングルが決定しました! しかもみなさん、なんと、なんとなんと、トリプルA面でございまーす!」と、移籍後第一弾シングルとして「Never Never Give Up/表参道/二子玉川」(曲順未定)を7月8日にリリースすることを宣言すると、会場は一気に歓喜の声に包まれた。
トリプルA面ということで、今回は衣装も3パターン、ミュージックビデオも3曲ぶん制作することが明らかに。すると橋本愛奈(はしもん)が、「ポッシボー、アップフロントクリエイトに移籍して、もしかして……推されてますか?」と、訊ねれば、「ちょっとお金かけてもらえてますよね!」と、ロビンも嬉しそう。ところがここで、秋山ゆりか(あっきゃん)が「ロビンさん、ロビンさん」と呼びかけ、(人差し指と親指で輪を作り)お金のジェスチャーとともに、「持ってますね~。」と、一言。これには「やらしいわ!」と総ツッコミが入ったのだった。
そして、早くもこのシングルの中から、先日、声帯の全摘出を告白して大きな話題となったつんく♂が作詞を手がけた新曲「Never Never Give Up」が初披露される。彼女たちの前・所属事務所TNXの代表取締役社長でもあるつんく♂。彼がポッシボーのシングル楽曲に作品提供するのは、2010年リリースの「私の魅力/LOVE2パラダイス」以来。はしもんは、「つんく♂さん自身もいろんな苦難を乗り越えてがんばっているので、私たちもこの曲を大事に、大切に歌っていきたいと思います。」と、作品に対する想いを口にしていた。
なお、ツアー初日ということもあり内容に具体的に触れることは避けるが、昼夜ともにソールドアウトとなったこの日の公演では、新曲「ギミバニラ」も初披露。諸塚香奈実(もろりん)をフィーチャーする展開あり、ポッシボーのハーモニーを聴かせるアレンジあり、ステージ上から本気で観客を倒しにかかる殺人セットリストあり。ポッシボーとオーディエンスの声と声、ハートとハート、熱量と熱量がガチンコにぶつかり合ういつもどおりの光景は、久しぶりのワンマンということもあって輪をかけて熱く激しく。
さらにアンコール終了後には、今回のツアーよりメンバーひとりがステージに残っての「アフタートーク」を導入。初日の昼公演は、“衣装として履いているスキニージーンズのピタッと感が恥ずかしい”後藤夕貴(ごとぅー)が、新曲「Never Never Give Up」で扇子を用いることになった背景を語り、そしてアコースティックギターの伴奏をバックに、森高千里「渡良瀬橋」を歌唱した。
◆ ◆
「ちょっとやそっとのことで、くじけてる場合じゃない」というロビンの言葉。“奇跡のV字回復”とまで言われた状況をともに作り出したチームからの移行。「不安があった」というのも当然であり、むしろまだその不安は完全に拭いきれたわけではないだろう。
しかし、そんな環境の中でも変わらないものが今の彼女たちにあるとするなら、それはステージから見える景色。背中を押してくれるやさしい声。
メンバーすら想像していなかった激動の期間を経て、2015年、THE ポッシボーは再び動き出す。
「今日が初日ですけど、まだまだ勢いを止めずにポッシボー、突っ走っていくので、みなさん今後ね、土日の予定は全部空けといてください。何かとポッシボーに会いに来て。みんなで一緒に楽しい時間を作っていきたいと思います。みなさんこれからも、ポッシボーに熱い応援をよろしくお願いします!」── 岡田ロビン翔子
なお、本ツアーのファイナルは、5月30日に五反田ゆうぽうとホールにて開催。また、7月8日発売となるトリプルA面シングル「Never Never Give Up/表参道/二子玉川」(曲順未定)のリリースイベントのスケジュールなどもTHE ポッシボーのオフィシャルサイトなどで発表されている。
text and photo by ytsuji a.k.a.編集部(つ)
この記事の関連情報
チャオベラ、ラストライブに卒業メンバー登場。涙の解散
チャオベラ、解散を発表。グループ活動に前向きに”けじめ”
チャオベラ、ツアーファイナル前に記者会見「アイドル界で最後に笑うのはチャオベラだ!という気持ちで」
【ライブレポート】チャオベラ、ニューSGも全国ツアーも諸々決定。3年ぶり中野サンプラザへ
【ライブレポート】チャオベラ、リクエストライブ盛況。“諸々決まる”春ツアーも決定
【レポ/動画有】チャオベラ、秋ツアー最終日にマネキンチャレンジ。「かなり前からやってたんですよ!」
【ライブレポート】チャオベラ、笑顔で突っ走った10周年記念ライブ「誇りに思います」
チャオベラ、メンバー待望の“世界でひとつずつしかないメンバーフィギュア”完成
チャオベラ、27ヶ所44公演のツアーファイナルで次回ツアーを発表。「止まらないからね、チャオベラは。」