ゲスの極み乙女。、映画『ストレイヤーズ・クロニクル』へ2曲書き下ろしに岡田将生も「これで僕もゲスになれた気がします。」
岡田将生、染谷将太、成海璃子らが出演する映画『ストレイヤーズ・クロニクル』の主題歌/挿入歌に、ゲスの極み乙女。が「ロマンスがありあまる/サイデンティティ」の2曲を書き下ろすことが発表された。
◆ゲスの極み乙女。画像
『デスノート』『GANTZ』の製作チームが、新時代のエースたちと放つ次世代アクション大作『ストレイヤーズ・クロニクル』。本作は、ある極秘機関によって生み出された“進化した”、2組の特殊能力者たちが宿命によって引き合わされ、「希望を未来につなごうとする者たち」と「絶望的な未来を破壊しようとする者たち」との壮絶な戦いと、能力者ゆえの葛藤や仲間との絆といった人間ドラマを濃密に描く物語だ。『アントキノイノチ』の瀬々敬久監督のもと、本格アクション初挑戦の岡田将生を主演に、染谷将太ら若手実力派俳優が結集した。
今回の主題歌は、個性的な才能溢れる男女がせめぎあい、危なさも含みながら疾走しているアーティストの雰囲気/芸術性が、まさに『ストレイヤーズ・クロニクル』の能力を持った若者たちと同様であり最高のコラボレーションになると確信した映画プロデューサーがゲスの極み乙女。へオファーし、アーティストサイドが快諾し実現。なお、今作のリリースは今のところ発売未定となっている。
ゲスの極み乙女。の川谷絵音(Vo&G)は、今作についてこのような制作談話を披露している。
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[主題歌「ロマンスがありあまる」について]
「台本にあったセリフの一部分をそのまま歌詞のAメロの一部に使いました。映画の中でもかなりグッとくるセリフで“是非使わせて下さい”と制作側にお願いした所、快く承諾頂いたので使わせて頂きました。演奏面ではピアノ2台でのイントロやカオスパッドを使ったり、普段やらないことを多く盛り込みました。個人的にはピアノ、ギター、シンセ、カオスパッド弾いたりとかなり忙しい曲になってます。(笑)」
[挿入歌「サイデンティティ」について]
『挿入歌が使われる部分の映像が意外なところで、この映像にどんな曲をあててやろうかとワクワクしました。挿入歌「サイデンティティ」は、映画の後半がよりドラマチックになるように計算して作りました。特にサビの爆発力は映像にかなり合っていると思います。』
[楽曲タイトルについて]
『僕が作る曲は叙情的なもの(ロマンス)が多くて、それがありあまっている、すなわちそういうものばかりになっているという自分に対する皮肉をこの映画に重ねて「ロマンスがありあまる」というタイトルにしました。映画を見ていて漠然と感じたやるせなさが自分にとってはこれだったわけです。一方「サイデンティティ」はsigh(溜息をつく)とidentity(自己同一性)を含んだ造語で、アイデンティティがわからなくて溜息をついている様を表現しました。映画に出てくる若者たちが自分たちのいる意味を必死に探していて、でもそれが見つからないでいる様に重ねました。」
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さらに、ゲスの極み乙女。のバンドメンバー4人それぞれからのコメントがこちらだ。
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「超能力を持った若者たちが戦う映画かと思いきや、それだけではなく対立するそれぞれのチームにドラマがあって、最初から最後まであっという間でした。引き込まれすぎたのか終わったあと汗をかいていました。ここまで時間を忘れた映画はなかなかありません。自分が作った曲が映画で流れるというのは夢のような出来事で、音楽家なら必ず憧れることなので光栄です。早く映画館で聴いて実感を得たいです。ストレイヤーズ・クロニクルとゲスの極み乙女。のコラボレーションを是非映画館で感じてください。僕も5回くらい見に行きます。」──川谷絵音(Vo/Gt)
「アクションの迫力は鳥肌モノで、気付いたら背筋が伸びてました…。また本作はアクションだけでなくじっくりと描かれた人間ドラマが特徴だと思います。特殊能力を持つゆえの責任を、歳若くして背負わなければいけない重圧、苦難、葛藤…。でもそこでそれぞれの人間としての心が集い大きな力となって立ち向かって行く展開に胸がジンと熱くなりました。音楽をしていて映画館で自分の音が聴ける日が来るとは思ってもみなかったのでお話を聞いたときは驚きました。しかもこんな素晴らしい作品に…そして音楽で本作の世界観を演出することに携われた事がとても嬉しかったです。「ストレイヤーズ・クロニクル」の世界を是非映画館でどっぷり体験してください!」──休日課長(Ba)
「最後までドキドキが止まらない映画だと思います。演者さんたちのお芝居も、それぞれのキャラクターの葛藤が見えて、本当に引き込まれます。映画のエンドロールに流れる音楽って重要な役割だと思っていて、この映画の音楽に関われることをとても嬉しく思います。心して見よ!コポゥ!」──ちゃんMARI(Key)
「最初に「ストレイヤーズ・クロニクル」を拝見させていただいたときは、まだ音楽も効果音も入っていない状態でした。それでも無我夢中で観ていて心奪われました。ここに私たちの音楽が入るのか!と緊張しておりましたが、主題歌という形で参加できてとても光栄です。初めて主題歌のお話を頂いたときは、2、3回聞き直しました(笑)。 あの大きなスクリーン、音響環境でゲスの極み乙女。が流れること。想像しただけで幸福です。映画と音楽がリンクして、心に残る作品になっていると思います。目と耳を全開にしてお楽しみください。」──ほな・いこか(Dr)
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そして、岡田将生、瀬々敬久監督、佐藤貴博プロデューサー(日本テレビ)からコメントも寄せられた。
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「大好きな瀬々監督作品に大好きなゲスの極み乙女。が主題歌になりました!作品を撮ってる時は毎日聴いてました。これで僕もゲスになれた気がします。「ロマンスがありあまる」最高すぎます!」──岡田将生
「十代の頃は夭折に憧れていた。明治維新の志士たちのように世の中の変革のために、30歳になる前に死ぬ。ところがそんな年齢はとっくに過ぎ、いつの間にやら老齢に近い年になってしまった。『ストレイヤーズ・クロニクル』の若い登場人物はそんなロマンが作り物に過ぎないことを十分に知っている。もっと苛烈な状況を生きているからだ。だけど、ゲスの極み乙女。の楽曲がそこに充てられた時、何故か昔抱いていた気持ちを思い出した。歌詞の中にある「死に物狂いで生き急いでんだ」にグッと来た。この楽曲は、若い衆にも、そんな盛りを過ぎた人にも、言えば気恥ずかしくなる青春という言葉がもっと生々しく感じられるよう、映画に広がりを与えてくれた気がする。ホント、ありがとう、なのです。」──瀬々敬久監督
「最初の出会いはFMラジオだったと思います。ゲスの極み乙女。というふざけたバンド名に引っ掛かり、「イロモノバンドなんだろうな」と楽曲を聞いてたらメチャメチャ格好良いじゃないですか!!そのギャップに驚きいろいろ調べていくと、メンバーがまた全員個性的。その上で、テクニックが凄いというか4人それぞれがその独特な能力をぶつけ合いながら、せめぎあい、絡み合い、その個性がちゃんと際立ったまま一体となった音楽を奏でていて、もう本当にCDを聞いているだけで楽しくて仕方がありませんでした。さらにライブに行ったら、その超絶テクニックはもちろんのこと、圧倒的なパワーも放っていて、そしてそしてエンターテイナーとして観客を楽しませようという思いが凄まじかった。これはまさに「ストレイヤーズ・クロニクル」だと確信しました。個性的な才能あふれる男女がせめぎあい、危なさも含みながら疾走しているサマは、まさに「ストレイヤーズ・クロニクル」の能力を持った若者たちと同様で、映画主題歌をゲスが受けてくれたなら最高のコラボレーションになると思いオファーを出しました。嬉しかったのはそのオファーにすぐにメンバーが共鳴してくれて、映画のために2曲も書き下ろしてくれたこと。映画の内容とは全く違う歌詞なのに、世界観は一緒で、より映画に深みを与えてくれる楽曲が生まれました。映画に寄り添いすぎず、ゲス独自の世界を守りながら、それでも間違いなく「ストレイヤーズ・クロニクル」の主題歌であると感じる楽曲です。映画にとってこんな幸せなことはありません。劇場の大スクリーン、大音響で「ゲスの極み乙女。」と「ストレイヤーズ・クロニクル」のエロティックな絡み合いを早く楽しんでいただきたいです!!」──佐藤貴博プロデューサー(日本テレビ)
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ゲスの極み乙女。は、4月22日(水)に2ndシングル「私以外私じゃないの」の発売が決定している中、新たな楽曲が超大作映画主題歌に抜擢され、2015年もさらなる飛躍が期待される。進化した若者達×進化した音楽=ストレイヤーズ・クロニクル×ゲスの極み乙女。のコラボレーションにぜひ注目したい。
公開日:2015年6月27日(土)新宿ピカデリー他全国ロードショー
監督:瀬々敬久(『ヘヴンズストーリー』、『アントキノイノチ』など)
原作:本多孝好「ストレイヤーズ・クロニクル」集英社刊
キャスト:岡田将生 染谷将太 成海璃子
松岡茉優 白石隼也 高月彩良 清水尋也 鈴木伸之 瀬戸利樹 黒島結菜
豊原功補 石橋蓮司 伊原剛志
脚本:喜安浩平(『桐島、部活やめるってよ』“第37回日本アカデミー賞優秀脚本賞受賞”)、瀬々敬久
音楽:安川午朗(『八日目の蝉』日本アカデミー賞最優秀音楽賞受賞、『どろろ』、『ヘヴンズストーリー』)
撮影:近藤龍人(『私の男』『桐島、部活やめるってよ』ほか)
アクション監督:下村勇二(『GANTZ』、『プラチナデータ』、『図書館戦争』)
制作プロダクション:ツインズジャパン
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:www.strayers-chronicle.jp
公式ツイッター:@strayers_c/ハッシュタグ:#ストクロ
[あらすじ]
1990年代はじめ、ある極秘機関によって、進化した特殊能力を持つ子供たちが誕生した。しかし、自分たちが望んでもいない能力と引き換えに、彼らには若くして死んでしまうという過酷な宿命が与えられる。やがて彼らは成長し、正反対の道を行くふたつのグループに分かれた。ひとつは、未来への希望を持ち続ける〈チームスバル〉。彼らは限られた時間の中でも、きっと自分たちに出来る生き方があると信じ、その異常に発達した身体能力を、世界を守ることに使おうとしていた。互いに支え合う仲間たちのために──。もうひとつは、残された時間に絶望した〈チームアゲハ〉。彼らは自分たちを創り出した大人たちに復讐し、ひとり残らず殺そうと決め、その動物や昆虫の能力を、未来を破壊することに使おうとしていた。同じ悩みと悲しみを分け合う大切な仲間たちのいない明日なんて、何の価値もないから──。こんな能力なんかいらない。恋をしたり、夢をみたり、ただ普通の青春がほしかった──それでも、彼らは生き抜く。やがて運命が彼らを引き合わせ、切なくも壮絶なバトルが始まる!
(C) 本多孝好/集英社 (C) 2015「ストレイヤーズ・クロニクル」製作委員会
2015年4月22日(水)発売
[初回限定盤](CD+グッズ)
WPCL-12076 ¥1,700(+税)
[通常盤](CD)
WPCL-12077 ¥1,300(+税)
収録曲
1.私以外私じゃないの
2.ルミリー
3.パラレルスペック(funky ver.)
4.But I’m lonely
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