【インタビュー】安田レイ、ドラマ主題歌で「危険な恋をしている女性をイメージ」

■桑田さんがどこで聴いてくださったのか、知ってくださったのか
■そう考えると、安田レイの曲はいろんなところに届いているのかなって

▲「恋詩」初回盤

──デビューアルバムが出て、初めてのツアーも終えて。次の目標としてなにか芽生えいてることはありますか。

安田：先日ツアーを終えたばかりなんですけど、5月に東名阪のツアーが決まったんです。ほんの気持ちですけど規模を拡大して、大きな会場でできるので。前回のツアーからの数ヵ月間でどれだけ進化したかを披露できるか、それが大きな目標になってます。

──今、新たにトライしていることは？

安田：この前、アゲハスプリングス主催＜Synapples 2.0＞というイベントに出たんですけど、そのときに初めてダンサーさんをつけてライブをしたんです。普段、ライブでは自分ひとりでステージに立って歌っているんですけど、ちょっと人数が増えるだけで、こんなに華やかになるんだ！って感じられたので。ダンサーさんと面白いステージにできたらいいなって思ってるんですよね、それでツアーもできたらいいなと思います。

──そういえば「恋詩」のミュージックビデオはブラスバンドが登場する大所帯で賑やかなビデオになっていて、こういったステージも面白そうですよね。

安田：そうなんです！　ビデオではオール女子のブラスバンドと一緒にやらせていただいたんです。普段は撮影も自分ひとりでやることが多いので、たくさんの女の子がいて現場も明るくなって楽しかった（笑）。今までにない一面を見せられた面白いミュージックビデオになったんですけど。こうやって人数を増やしてみたら面白いのかなって。

▲「恋詩」通常盤

──2014年末には、桑田圭祐さんが選ぶ2014年の邦楽ベスト20に、安田レイさんの「Brand New Day」を挙げていましたが。

安田：そうなんですよ！　びっくりしました。Twitterで教えてくれた方がいたのがきっかけで知ったんですけど。調べてみたら、まさかの2位に選んでくださって（笑）。ベテランさんに囲まれて、きっとみなさん「この安田レイって誰だ？」ってなったと思うんです。どこで聴いてくださったのか、知ってくださったのか、ご本人に訊いてみたいですね。ほんと嬉しいです。そう考えると、安田レイの曲はいろんなところに届いているのかなって感じられました。

──今は街中であったり、それこそテレビだったりで自分の声がふいに飛び込んでくることが増えたと思うんですが、そのときはどう聴いているんですか。

安田：そういった時は結構客観的に見てしまうというか。すごい不思議な気持ちになるんです。自分が歌っているんですけど、自分じゃない誰かが歌ってる曲として客観的に見たり、聴いたりしまう自分がいて。今だったら、ドラマのエンディングやクレジットで「安田レイ」っていう自分の名前が出たり、CMが流れていて画面の下のほうに自分の名前が出てるのも未だに信じられないというか（笑）。安田レイとしてデビューできたんだなって実感は沸いてはいるんですけど、結構冷静に見れる自分がいて不思議です。

取材・文◎吉羽さおり




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