TASCAMから192kHz&MP3マルチチャンネルに対応する6イン/8トラックのポータブルマルチチャンネルレコーダー「DR-680MKII」
ティアックは、ポータブルマルチチャンネルレコーダー「DR-680MKII」をTASCAMブランドでより2月下旬から発売する。
「DR-680MKII」は、6チャンネルのマイク/ライン入力とデジタル入力搭載、24ビット/96kHzの8トラック同時録音が可能な、ポータブルマルチチャンネルレコーダー。
マイクプリアンプには、TASCAM独自の高音質「HDDA(High Definition Discrete Architecture)マイクプリアンプ」を搭載。試聴評価を通してマイクプリアンプのオペアンプ、コンデンサーを変更し、音質向上を実現。ドラマやドキュメンタリーの制作、フィールド録音、SE録音、ライブレコーディングなど、さまざまな現場で、サラウンド収録やマルチマイクによる高音質マルチチャンネルレコーディングが可能だ。
▲液晶パネルや録音・停止、メニュー用ボタン、各チャンネルのソロボタン、ヘッドホン端子もをフロントパネルに用意。
ファイルフォーマットは、リニアPCM WAVフォーマットに加え、放送局で使用されるBWF(Broadcast Wave Format)にも対応。さらにMP3フォーマットもサポート。複数のマイクをセッティングしての会議録音などMP3によるマルチチャンネルでの長時間録音が可能だ。
また、モニターミックス機能によりレベルとパンを設定したステレオモニターが可能。このモニターミックスを6トラックとは独立したステレオトラックに同時録音可能なのもポイントだ。
▲入力のライン/マイク切り替えやファントム電源はトップパネルに個別に用意。メニューを利用せずダイレクトに設定可能。入力のXLR(Ch 1-4)、TRS(Ch 5-6)は左側面に、RCAアナログ出力とデジタル入出力は右側面に配置。
24ビット/192kHzの2トラック録音にも対応、ポータブルステレオマスターレコーダーとしての活用も可能だ。加えて、インプット1、3、5に入力される音声に対して-12dBのバックアップ録音を行うことができるデュアル録音機能を新たに追加し、録音の失敗を防いでくれるのも見逃せない。
録音/再生メディアにはSDカード/SDHCカードに加え、最大128GBまでのSDXCカードにも対応。耐振動性、耐環境性に優れ、メンテナンスフリーを実現すると共に、軽量でコンパクトなボディが快適な録音環境を提供する。
前モデルからの変更点は以下のとおり。
・オペアンプの変更による音質向上
・SDXCカードに対応
・テイク番号をリセットできるTake No. Init (ファイル番号初期化)機能を追加
・クロック精度の向上
・異なるレベルで2系統の同時録音を行うことができるデュアル録音機能を追加
・マルチトラック素材の再生に対応
・長寿命のリチウム乾電池に対応
製品情報
価格:オープン
発売日:2015年2月下旬
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