【ライブレポート】マキシマム ザ ホルモン、「自由なツアーへようこそ!」
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/001.jpg)
マキシマム ザ ホルモンが1月22日に新木場STUDIO COASTで、メンバー曰く「東名阪松川ツアー」となる<MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~>の最終公演を開催した。
◆マキシマム ザ ホルモン 画像
ライヴ中、何度レポを放棄しようと思ったことだろう。静観できない。冷静でいられない。手に汗を握るどころか、頭がどうかなりそうになるほどの衝撃を浴び続けた。いままで数え切れないくらいマキシマム ザ ホルモン(以下ホルモン)のライヴを観てきたが、こんな経験は初めてだ。それほど今日のホルモンは凄かった。
2014年11月にマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)が髄膜炎で緊急入院し、<KNOTFEST JAPAN 2014>を含む数本のライヴをキャンセルした。年末には無事復帰したようだが、心配したファンも多かったに違いない。そして、2015年1月から松山を皮切りにツアー<MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~>を行ない、本日はその5本目のファイナル公演にあたる。
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/302.jpg)
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/303.jpg)
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/304.jpg)
「特にリリースもない、自由なツアーへようこそ!」とナヲ(ドラムと女声と姉)が挨拶していたが、確かに普段と比べて、曲間のMCやお喋りも5割増しで自由を謳歌している。その緩和に比例し、緊張もより一層高まっていく。
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/305.jpg)
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/306.jpg)
それから「ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ」、「生理痛は神無月を凍らす気温。」、「アンビリーバボー!~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~」と畳み掛けると、「ブラック¥パワーGメンスパイ」をここで披露。軽快な疾走感よりもタメを効かせた粘着重厚サウンドを響かせ、アレンジを変えたアプローチにも大興奮した。
![](https://img.barks.jp/image/review/1000112023/307.jpg)
アンコール2曲を含めて全17曲を走破する濃縮ライヴは、片時も耳目を離せなかった。いや、引き付けられっぱなしだった。改めて、現時点での最新作『予襲復讐』に収録された楽曲がライヴでたゆまぬ成長を遂げていることに驚愕した。加えて過去曲も見事にブラッシュアップされ、バンドの表現力や総合力が数段レベルアップした印象を受けた。ホルモン、恐るべし!と言える瞠目の1時間半だった。
取材・文◎荒金良介 撮影◎Kazushi Hamano
■<MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~>
2015年1月22日@新木場STUDIO COASTセットリスト
【KANA-BOON】
01.フルドライブ
02.1.2. step to you
03.ウォーリーヒーロー
04.盛者必衰の理、お断り
05.ワカラズヤ
06.ないものねだり
07.スノーグローブ
08.シルエット
【マキシマム ザ ホルモン】
01.恋のメガラバ
02.「F」
03.What's up, people?!
04.maximum the hormone
05.鬱くしきOP~月の爆撃機~
06.鬱くしき人々のうた
07.便所サンダルダンス
08.ロッキンポ殺し
09.ロックお礼参り~3コードでおまえフルボッコ~
10.生理痛は神無月を凍らす気温。
11.アンビリーバボー! ~スヲミンツ ホケレイロ ミフエホ~
12.ブラック¥パワーGメンスパイ
13.え・い・り・あ・ん
14.メス豚のケツにビンタ(キックも)
15.恋のスペルマ
<encore>
16.ぶっ生き返す!!
17.握れっっ!!
■“MAGROSTIC FRONT~kin to gin no tsutsumi ni haitta shikakui tuna no yatsu saikin tabeteru?~”
2015年1月13日(火) 大阪/なんばHatch tricot
2015年1月15日(木) 愛知/名古屋DIAMOND HALL androp
2015年1月19日(月) 神奈川/CLUB CITTA' 川崎 OVER ARM THROW
2015年1月22日(木) 東京/新木場STUDIO COAST KANA-BOON
◆マキシマム ザ ホルモン オフィシャルサイト
この記事の関連情報
ano、対バンツアー完遂+新曲「この世界に二人だけ」を2/14配信決定
【速レポ】<REDLINE>マキシマム ザ ホルモン、「20241207と1208、この数字に思いっきり赤い線を引けー!!」
ano、東名阪Zepp対バンツアーにSiM、PUFFY、TK (from 凛として時雨)、マキシマム ザ ホルモン
【ライブレポート】[Alexandros] 主催 野外フェス<THIS FES ’24 in Sagamihara>初日「こんな光景を見れることがあるんだなって」
マキシマム ザ ホルモン「シミ feat. 新しい学校のリーダーズ」ミュージック・ビデオを公開
【速レポ】<京都大作戦2024>マキシマム ザ ホルモン、「今年はanoちゃんと一緒に翔んで騒いで遊びな祭!」
マキシマム ザ ホルモン「殺意vs殺意(共犯:生田斗真)」、ミュージック・ビデオ公開
【速レポ】<SATANIC CARNIVAL>マキシマム ザ ホルモン、「住所が“ライブハウス”みたいなヤツらの集まりだと思ってるけど、それでオッケー?」
マキシマム ザ ホルモン、ニューシングル「キ・セ・イ・ラッシュ」は生田斗真、あのちゃん、新しい学校のリーダーズ参加の2枚組