スリップノット、ジェイムス・ルート「新作でベースを弾いた」
スリップノットのギタリスト、ジェイムズ・ルートが、ポール・グレイが亡くなって以来初のアルバムとなった『.5: The Gray Chapter』の収録曲の半分近くでベースをプレイしたことを明かした。
◆スリップノット画像
ルートはMusicradar.comのインタビューでこう話した。「6曲、多分7曲、俺がベースをプレイした。どれだったかさえ覚えてない。ほかの曲でベースを弾いた奴と顔つきあわせて、調べてみないと」
「俺がガレージでレコーディングしたデモ・ヴァージョンから取ったラインもある。ムーディーで独特のヴァイブがあったから再現するのが難しかったんだ。「Goodbye」はコリーがレコーディングしたデモのベースライン全てを使ってる」
「新作でベースをプレイしようと決めていたのか?」との質問には、「そうしなくてはならないのであればと、準備はしてた。でも、やりたくはなかった。バンド・メンバーも、マネージメントによるとファンも、そこには誰かを欲しがってた」と答えた。
「ポールをリスペクトして、俺の中には、誰か新しい奴に全てをプレイして欲しくないって思いがあった。でも同時に、俺らが前に進むには、そういうのにしがみついててどうするって思いもある。それに、作業的負担の面でも俺はベースをプレイしたくなかった。曲の大半作ってて、ギターだけでも演奏、アレンジ、レイヤー、やることがいっぱいあったからね」
6年ぶりのスリップノットの新作『.5: The Gray Chapter』はアメリカ、オーストラリアなどで1位に輝き、日本でも初のNo.1を獲得した。
Ako Suzuki