【インタビュー】三浦大知、初のファンクラブイベント「一番違うのは、とにかくリラックスしてる」 ── 「第3回 三浦大知と雑談をしよう。」より
12月3日にニューシングル「ふれあうだけで ~Always with you~ / IT'S THE RIGHT TIME」をリリースした三浦大知。NIVEAブランド2014年TVCMソングの「ふれあうだけで ~Always with you~」と、TVアニメ『寄生獣 セイの格率』エンディング・テーマとして起用された「IT'S THE RIGHT TIME」のバラードを両A面に、さらにカップリングにはハードな「Bring It Down」(dビデオオリジナルドラマ『ハング』主題歌)を収録する本作のリリースを記念して、大知くんとゆる~く雑談するだけという企画「三浦大知と雑談をしよう。」を実施した。
今回は、完全版の掲載を前に、寄せられたファンからの質問の中で一番多かった質問「初のファンクラブイベントについて」と、ニューシングルのトークをお届けしよう。
◆ ◆ ◆
■ 初のファンクラブツアー<DAICHI MIURA FAN CLUB EVENT 2014>
── あと、ファンの人たちから一番多かった質問がファンクラブツアーについて。これはそもそも「大知識(ファンクラブ)」ってけっこう前からあるじゃないですか。
大知:2015年で、丸3年ですかね。
── なんでこのタイミングにファンクラブツアーを?
大知:単純にスケジュールとか隙間がまずなかったというのがありまして。ツアーだったり、イベントだったり、リリース・制作だったりが立て込んでいて、ずっと。その中でなかなか実現せず……これは変な話、僕自身のスケジュールもありますし、会場の問題とかもあるじゃないですか。会場これぐらいの規模感でやりたいな、とか、自分たちがこういうのを見せたいなと思ってた時に、ばっちりの会場が、その時期に空いてるかっていうと、空いてない時もあるし。で、無理して別の会場にした時に、ここは場所的にちょっと違うかな……とか。そういうのでいろいろ調整していく中で、今回まで予定が押しちゃったっていう感じですかね。僕の中では、やっとできて嬉しい!っていう感じではあったんですけど。
── 純粋にタイミングが合った。
大知:そうですそうです。この時期をずっと待ってたとかっていうことはなくて。
── chibimiyu.さん から。「ファンクラブツアー真っ最中ですが、初めてのファンクラブツアー、ライブ、イベントはどんな感じですか? 普段のツアーと違うところはありますか?」。
大知:一番違うのは、とにかくリラックスしてるっていう事じゃないですかね。なんか本当にリラックスしてやろうって思ってたのと、あとは1回目のファンクラブイベントなんですけど、「これからどんどんファンクラブイベントで、いろんな面白いことやろうと思ってます。よろしくお願いします」っていうライブにしようと思ってたんで、僕の中では1回目っていうよりかは、次が1回目みたいな感覚ってです。なんか「ご挨拶」みたいな感じかなとは思ってるので、結構気持ち的にはみんなとすごく近いツアーになってるかなと思いますし、いわゆる本ツアーに向けていろいろ試してみたいこととか、あと本ツアーを作る段階でアイディアとしては出ていたんですけど形になってなかったものとか。そういうのもやっていきましょうっていうか、「こういうことも今後やっていきたいんですよ」っていうのを説明するライブ、みたいな感じかなと思ってます。
── なるほどね。
大知:うん。今後こういう切り口で、いろいろみなさんの前じゃないと見せられないものとかを見せていける場所になったらいいなっていう。
── 私も、世間には多分まだ出回ってないはずの映像(※先日、ファンクラブ限定でDVD&Blu-rayリリースが発表された『DAICHI MIURA FAN CLUB EVENT 2014』の映像)で見させてもらって。カメラが大知くんの顔とかアップで映すわけで。すごい楽しそうな顔してるなと思って(笑)。
大知:そうですね、すごいリラックスしてやりました。
── それがすごく伝わってきました。楽しそうだな。いや、もちろん普通のツアーも大知くんは楽しそうにやってるんですけど、それに輪をかけてみたいな。
大知:本ツアーとかでやる時ってまず、世界観があると思うんですよ。<THE ENTERTAINER>ツアーだったら『The Entertainer』っていうアルバムの世界観があって、それをステージで再現して、よりクオリティを上げていくみたいな。ただ今回のイベントに関しては別にその世界観みたいなものを設けてないので。だからそこに、いわゆるひとつ、「こういう世界です」っていうフィルターが必要ないっていうか。……っていうのは、もしかしたらあるのかなと。だからもっとクリアにパーソナルが見えるみたいな感じになってるのかなって。やってることは変な話、いつものライブの感じ+ちょっとやってみたかったこととかなんですけど。まあ別にいつも本ツアーに入る時にスイッチを入れてるかっていうと、別にそこを特別にスイッチ入れてっていうことではないんですけど。でも、まあそうですね、そのまま出ていってる感じがあって、すごくリラックスして楽しめてるなっていう感じはありますね。
── そうね。今回、基本ファンクラブツアーというライブだったじゃないですか。これ、次とかもやる時もまたライブになる?
大知:わかんないです。それをいろいろやっていくんでよろしくねっていう感じ。
── 途中、大知くんのグッズの紅茶のシーンあったじゃないですか。あそこを見ながら、次のファンクラブイベント案が思い浮かんだんですけど。喫茶店か何かを借り切って、大知くんがマスターになって、お客さん10人ぐらいになっちゃうかもしれないんですけど、お茶を出して、みんなで語り合うじゃないですけど話をする“お茶会”みたいなのやってみたら? っていうのを(笑)。
大知:あ、そうですね。実は今回、ファンクラブイベントやる時もけっこういろいろリサーチはしたんですよ。というのも、そもそもファンクラブイベントっていうのが、アーティストのみなさんがどういうスタンスでやられているのかがよくわからなくて。で、蓋開けてみたら人によってそれぞれだったっていう感じだったんで、何かを参考にしてっていうことではないんですけど。旅行一緒に行ってみたりだとか、音楽ライブっていうよりかはトークメインだったりとか、そこにバラエティ的な切り口の企画があったりとか、そういう感じでみなさんそれぞれだったんで、だから今回のファンクラブツアーも、もしかすると、みなさんにそういう概念、“ファンクラブイベントってああいう感じだよね”っていう概念があるんだとしたら、三浦大知のファンクラブイベントはまあまあ普通にライブだったんだろうな、とは思いました。
── なるほどね。
大知:でもそれは、三浦大知のファンクラブイベントっていうのは音楽的なこと+もっと面白いこととかチャレンジしてみたいこと、トークの部分とかをもっとおもしろく拡げられるんだったら、そっちもありだと思うんですけど。みたいなことなのかなとは思ったりしてて。まあ、今後どうなっていくかわかんないですよ? 全然わからないですけど。だから1回1回違うんじゃないかなとはすごく思ってます。
── 三浦大知といえば音楽だからライブがメイン。それは必要だと思うんですよ、ファンクラブで。だって、三浦大知の本ツアーのチケットがだんだん取りにくくなるはずだから、今以上に。
大知:あー、そうですかね。
── そう。だからそこはそこの軸としてあったうえで、+αで何かもうちょっと、っていう触れ合いがあればいいのかなって思いました。
大知:そうなんですよね。
── むしろ“ふれあうだけで”いいのかな? っていう。おっと、どこかで聞いたフレーズだ。
大知:あははは。
── というところからニューシングルの話になりますか(笑)。
大知:はい。
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