【インタビュー】LEZARD、V系の新たなる風雲児が贈る鮮烈な人生哲学「テヲクレパンダ」

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■「テヲクレパンダ」っていうタイトルからは想像できないかもしれないけど
■伝えたいのは“笹を食ってるだけのパンダのような人間になるな”っていうこと


▲来夢
▲公佑

▲TACC

▲natsume

――タイトルのインパクトといい、歌詞の鮮烈なメッセージといい、ホントにどんどん威力を増していますからね。12月24日リリースの4thシングル「テヲクレパンダ」の歌詞なんかもう、“人が人として生きることとは”という哲学だなと。

来夢:俺、日々深いことを考えるのが好きで。ヴォーカリストっていうよりは詩人だと思っている。「テヲクレパンダ」の歌詞は特に、大きく見て自分が一番伝えたいことを書きいてみた。ウチらってパっと見はポップだけど、伝えたいのはただ楽しくて明るいことじゃなくて。

――煙に巻くような言葉遊びがあったりする中の“今の自分は愛せてますか?”とか、“ミサイルなら『幸せ』運べるの?”というフレーズには、ドキっとさせられたりもします。

来夢:何が怖くて夢を見られないの?とか、よく思う。「テヲクレパンダ」っていうタイトルからは想像できないかもしれないけど、伝えたいのは“笹を食ってるだけのパンダのような人間になるな”っていうことで。

――“唯一君はユメ叶えれる 素敵な生物”なわけですもんね。

来夢:そう。人によっては、心にグサっと刺さる言葉があったりするんじゃないかな。伝わりにくい言葉はあまり好きじゃないから、“クソみたいな世界”とか飾らない言葉を意識的に使っていたりもするね。

――でもって、曲がまた何回聴いてもドラマティックで。構成は王道でも、“このAメロからこのBメロ、そしてこのサビにいく!?”みたいな意外性もあります。

来夢:それは俺も毎度思う。展開が予測不能だなって。

公佑:曲を作るのって家を造るのと同じ感覚なんじゃないかなって思うんです。「テヲクレパンダ」だったらイントロのリズムがまずあって、王道な構成っていう枠の中で自分の好きなものを足していったらできたみたいな。曲を作るにあたっては正解ってないし、フレーズにしろ音色にしろ組み合わせは無限大ですからね。

――1コーラス目と2コーラス目のアレンジが違っていたりとかもして、聴き手としては楽しいですが……楽器陣のハードルは高くないですか?

natsume:実際、「テヲクレパンダ」のレコーディングも大変でしたけど……もうね、慣れました。

TACC:うん、慣れたね(笑)。それがLEZARDっぽい。

公佑:でもホント、natsumeの順応スピードは目を見張るものがありますよ。

来夢:すんごい練習してるしね。

公佑:プレイヤーとしてのレベルをどんどん上げていますからね。頼もしいですよ。TACCは付き合いが長いだけに僕のスタンダードっていうものを一番理解していて、そこに新しい要素が加わってまたスタンダードの幅が広くなっていくことも知っているので。彼は彼で、対応力が高いですよ。

TACC:ま、前もって一言もらえればね(笑)。でも、“なんでそうなる?”って思ったことは、今まで一度もないですよ。


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