チキンフット「売れないからアルバムを作る意味がない」
サミー・ヘイガーは、ジョー・サトリアーニ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのチャド・スミス、元ヴァン・ヘイレンのマイケル・アンソニーと結成したチキンフットのニュー・アルバムを作る意義を見いだせないそうだ。
◆チキンフット画像
Rollingstone.comからチキンフットの新作の予定について問われた彼は、こう答えた。「ジョーはエディ(・ヴァン・ヘイレン)以来の俺のお気に入りのコラボレイターだ。ほかの誰よりも彼とアルバムを作りたい。でも、(チキンフットの)新しいアルバムを作る理由が見いだせない…」
「音楽を作るのは大好きだ。でも、チキンフットのレベルでやるとなると、1枚作るのに50万ドルはかかる。俺たち、半年は曲作ったりレコーディングするんだ。大仕事だよ。で、たくさんは売れない。ガッカリだ。俺はガッカリしたくないんだよ。勝者になりたいんだ」
チキンフットはこれまでに『Chickenfoot』(2009年)、『Chickenfoot III』(2011年)の2枚のアルバムをリリース。デビュー・アルバムは全米チャートの4位につけゴールドディスク(50万枚上)に認定されたが、2枚目はそれには及ばなかった。
売れないから意味がないと考えるのは、彼だけではない。エアロスミスのメンバーも以前、同じような意見を口にしていた。
サミー・ヘイガーは、間もなくリリースされるポール・マッカートニーのトリビュート・アルバム『The Art Of McCartney』に参加。「Birthday」を歌った。ヘイガーは、アルバムの制作者から声をかけられたのは「俺はこの25年、毎年、バースデー・パーティーを開いてる。バースデー・パーティー男なんだ。アーティストとして俺を思い浮かべてくれたんだと思いたいが、多分、このせいだろう」と話した。
11月17日にリリースされる『The Art Of McCartney』には、彼のほか、ボブ・ディラン、ビリー・ジョエル、ブライアン・ウィルソン、ウィリー・ネルソン、キッス、ロジャー・ダルトリー、デフ・レパード、アリス・クーパーなどそうそうたる顔ぶれが参加。マッカートニーの曲をカバーした。
Ako Suzuki