TASCAMからXLRマイクに取り付けられるリニアPCMレコーダー「DR-10X」

ポスト

▲左からXLRマイク対応のDR-10X、SENNHEISER製ワイヤレスマイクシステム対応のDR-10CS、Lectrosonics製ワイヤレスマイクシステム対応DR-10CL。

ティアックは、インタビューや記者会見などの音声収録をコンパクトに実現するXLRマイク用プラグオンマイクロリニアPCMレコーダー「DR-10X」、ワイヤレスマイクシステムのバックアップ録音用マイクロリニアPCMレコーダー「DR-10Cシリーズ」をTASCAMブランドで12月上旬より発売する。

「DR-10X」はXLR端子を持つハンドヘルドマイクに取り付け可能なモデル、「DR-10Cシリーズ」は各社ワイヤレスマイクシステムに対応したモデル。いずれも記録メディアはmicroSD/microSDHCカード採用 (最大32GBのmicroSDHCカードが使用可能)、電源は単4形電池1本 (アルカリ乾電池、ニッケル水素電池またはリチウム乾電池)、 またはパソコンからのUSBバスパワーで動作する。

■ハンドヘルドマイクに直接取り付けられる「DR-10X」

「DR-10X」は、XLRタイプコネクターのハンドヘルドマイクに直接取り付けるだけで音声が収録できるケーブル不要のマイクロリニアPCMレコーダー。 音声収録の現場において、機材の選択肢を広げてくれる頼もしい器材だ。

インタビュー用のダイナミックマイク、電池駆動のコンデンサーマイクに対応。インタビュアーが手持ちで話し手にマイクを向けるシーンや記者会見でマイクスタンドを使用するシーンのほか、セミナーや講義などにおいてもハンドヘルドマイクと「DR-10X」があれば、高音質での音声収録をコンパクトに実現する。

本体は手のひらに乗るサイズの軽量設計。マイクと「DR-10X」との接合部は、ダイヤル式のロック機構によりぐらつきを防ぐ構造で、まるでマイク単体を扱うかのような使用感を実現しているのもポイント。小規模な取材の場合、マイクと「DR-10X」さえあれば重い機材を持たずに取材が行える。

記録フォーマットは24bit/48kHz MONO WAV(BWFフォーマット)。インタビューや記者会見などの業務用途におけるモノラル音声収録を想定した仕様だ。また、時計機能内蔵により、音声ファイルには時間情報を記録可能で、ファイル検索や編集作業を容易にしてくれるのも見逃せない。

機能面では、誤操作を防止するスライド式録音スイッチを採用。録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能や、できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップが可能なデュアルレコーディング機能など、確実な録音をサポートする機能を搭載。赤外線通信機能により、「DR-10X」同士で設定を別の「DR-10X」へ転送することも可能だ。

■ワイヤレスマイクシステム対応の「DR-10Cシリーズ」

一方の「DR-10Cシリーズ」は、ワイヤレスマイクシステムのマイクとトランスミッター間に接続する音声収録用レコーダー。マイクを「DR-10Cシリーズ」の本体に接続し、付属のケーブルを使ってトランスミッターに接続するだけで、ワイヤレスシステムにおいて万一音声が途切れた場合でも、音声を記録しておくことができる。


▲上段はDR-10CS、DR-10CLのコネクタ部。下段はオプションパネル(AK-DR10CR、AK-DR10CH)。

ワイヤレスマイクメーカー各社のシステムにそれぞれ対応した専用設計となっており、ラインナップはSENNHEISER製品、Lectrosonics製品対応の2モデル。各社のコネクターに対応したオプションパネル(AK-DR10CR、AK-DR10CH)の組み替えにより、SHURE製品、SONY/RAMSA製品のワイヤレスマイクシステムに対応する。

本体は手のひらに乗るサイズで軽量設計。トランスミッターと束ねての使用やトランスミッターと並べてベルトに装着しやすいデザインで、環境にあわせた選択が可能。ピンマイクと「DR-10Cシリーズ」を組合せることで、小型のウェアラブルレコーダーとして活用できる。

記録フォーマットは、「DR-10X」と同じ24bit/48kHz MONO WAV(BWFフォーマット)で、時間情報の記録にも対応。録音中の誤操作を防止するスライド式録音スイッチ、録音中は録音停止以外の操作を無効にする機能や、できるだけ高い録音レベルを設定しながらも、同時に低いレベルによるバックアップ録音が可能なデュアルレコーディング機能も搭載する。また、赤外線通信機能により、他の「DR-10Cシリーズ」へ設定を転送する機能も備える。

◆DR-10X
価格:オープン
◆DR-10CS (SENNHEISER製ワイヤレスマイクシステム対応)
価格:オープン
◆DR-10CL (Lectrosonics製ワイヤレスマイクシステム対応)
価格:オープン
◆AK-DR10CH (DR-10CS/DR-10CL用オプションパネル、SHURE製システム対応)
価格:オープン
◆AK-DR10CR (DR-10CS/DR-10CL用オプションパネル、SONY/RAMSA製システム対応)
価格:オープン
発売日:2014年11月下旬

◆DR-10X 製品詳細ページ
◆DR-10Cシリーズ 製品詳細ページ
◆ティアック
◆BARKS タスカムチャンネル
◆BARKS 楽器チャンネル
この記事をポスト

この記事の関連情報